第5話はじめての魔石

 グチャ、グチャ。

 彼はナイフを使って先ほど倒したゴブリンを解体していた。


「えぇーっと、確かこの辺にあれがあったはず。おぉ、あったあった、魔石だ。」


 彼は事前に勉強した知識で魔石を手に入れた。

 魔石は大体心臓の裏に位置する。


「うーん、これは何Rankだ?(鑑定眼)」


 Name:ゴブリンの魔石(小)

 Rank:F

 説明:ゴブリンから出た小さな魔石。一個銅貨三枚


「うーん、流石にしょぼい。町に入るには大銅貨三枚だしなぁ、もう少し殺ってから行くか。」


 その後数分間ゴブリンを狩った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「門大きいなぁ。」


 彼は町に入るために門まで来た。

 彼はゴブリンを狩って得た現在の資金は約2000f持っていた。


「次!」

「は~い。」

「町に入るには大銅貨三枚必要だ。あるか?」

「大銅貨はないけど魔石ならあるよ。」

「ならば魔石をだせ。」


 彼は大銅貨三枚分の魔石を取り出し、渡した


「確かに。では入ってよい」

「はーい。」


 門を潜った先に待っていたのは


「うわぁ~!!すごい!」


 活気に溢れ、町を歩く人々が多く、中には人間だけじなくビーストやエルフなどもいた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る