おまけ(ショートコント)

【課題】


「ちょっと! あんたのせいで学校の課題終わらなかったじゃないの!」

「いや、それどころじゃないだろ。死ぬんだぞお前」


「重要なのは未来よりも目の前の課題よ! 罰として代わりに課題やっといて!」

「しょうがねぇなあ――って、この量、私一人じゃ無理だな。『時空間転移魔法』で2時間後の私と4時間後の私と6時間後の私に手伝ってもらうか」


「それ『ドラ〇もん』のやつ! 2時間ごとに過去の自分に呼ばれて疲弊するやつ!」






【仲良し】


「攻撃魔法を教えてやるから、あいつらにひと泡吹かせてやれ」

「そ、そんなことしなくても、みんな仲良くする魔法とかでいいんじゃない?」


「そんな魔法あるわけないだろ! もしあるんなら言ってみろ!」

「ね……猫に囲まれる魔法とか?」


(=^・ω・^=) (=^・ω・^=)  (=^・ω・^=) (=^・ω・^=)

 (=^・ω・^=)              (=^・ω・^=)

  (=^・ω・^=)   し あ わ せ   (=^・ω・^=)

(=^・ω・^=)              (=^・ω・^=)

 (=^・ω・^=)  (=^・ω・^=)  (=^・ω・^=)







【魔女の黒歴史】


 荒廃した世界をさまよっていると、祖母の家に着いた。

 祖母の部屋にはたくさんの本が保管されていた。

 魔女の歴史と系譜、魔法の理論――そして。


「『まじかる☆すてっき』。私はこのステッキで願いをなんでも叶えることができるの! 例えば、気になるあのコを振り向かせる魔法――」


 これ、私が中学の時に描いた黒歴史の漫画じゃねえかー!! なぜこんなところに!!







【名前を言ってはいけないあの人】


「ところで『アバダケダブルァァ』って何?」

「ああ、息の根を止める魔法だな」


「ええ……そんな魔法が……代償も大きいでしょうね」

「いや、実はそんなことはない。人の息の根を止めるには包丁一本でいい。つまり、息の根を止める魔法の代償はたかが包丁一本分ってことだ」


「そうなの? じゃあ、その代償って……」

「……髪の毛だな」


「髪の毛を代償にする魔法あったの!?」 (『繰返』参照)

「私もお前のせいで髪の毛が犠牲になりかけたぞ」 (『規則』参照)


「私のせい!? ……だからか。名前を言ってはいけないあの人の頭がハg……」

「それ以上はいけない!! あの人の名前を言ってはいけないが、頭皮のことも言ってはいけない!!」




(『ハリー〇ッター』を知らない人、J・K・ローリングさん。申し訳ありません)

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リンネと魔女 あーく @arcsin1203

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