第80話
月では武器商人総督ジゼルから伝えらた通りに静かに作戦が進められている。
「ドロー総督、ボルグ隊長より、戦闘機の準備が整ったそうです」
今や月移住区の支配者の顔を露わにした男が、それに答える、
「そろそろだな、レプトン粒子の充填をさせろ。素粒子砲発射共に攻撃機を地球に向かわせるんだ」
「了解、ボルグ隊長へ、攻撃機及び護衛機の準備はできていますか」
「こちらボルグ、いつでも離陸できる」
「レプトン粒子の充填完了、いつでも発射できる状態です」
「そうか、撃ち落とせなくても良い、後はジゼル総督に任せるだけだ。レプトン砲を放つと同時に、ボルグ隊を発進させろ。全ては手筈通りだ」
「了解、レプトン砲、砲門を開きます」
「発射だ」
「了解、レプトン砲、素粒子エネルギーレベル3、発射します」
砲門が光った瞬間にボルグが戦闘機、及び警備艇に告げる、
「全機発進、目標地球」
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