第41話

「人口知能戦車なんて

たいしたことなかつたわよねえ」

胡桃が夕食のとき大きく出た。

「いや、なかなか手ごわかった」

宋徳治がそう吐露すると、

「たしかに」

と、ネジマガ賛同した。

「まあ、どうってことなかったのは

アジタだけかもしれん」

宋徳治がそういっていびきをかいて

眠っているアジタに目をやった。

「本当にこいつの潜在能力は

底がしれん」

宋徳治が続けた。

「オレは様ざまな格闘家を見てきたが

こんなに短期間でここまで強くなったやつは

初めて見た」


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