第3話

アジタは映画館に一人で来ていた。

深夜のことだった。

映画は戦隊ヒーローもので、地球を

救うために女に七人の子供を産ませ

武道を教え込むというムチャクチャな

内容だつた。

 映画館を明け方出ようとした

 アジタを一人の中肉中背の男が

背後から呼び止めた。

「異世界映画界スター発掘プロジェクト

スカウト部、タナベ」

差し出された名刺にはそう書いてあった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る