第3話

過去編


「別に良いじゃん」


「でも、クラスの子達はみんな私がゲームばっかりでつまんないって」


「俺は楽しいけどなぁ」


「でも、優くんはよくてもみんなは」


「俺は違う、他とは違う。だから、良いじゃん、毎日一緒にゲームやればさぁ」


ーーーー


優くんとそう約束して、私たちは中学生の受験までずっと一緒にゲームをしていた。

だけど、受験シーズン中に休憩中に動画配信を見るようになってしまった。


今でも、ゲームをやる関係は変わらない。基本はずっと一緒に居てくれるし、動画を見るもの推しを見る長くて配信で2時間程だ。


優はずっと一緒に居てくれる、居てくれる。クラスのみんなも、いつ付き合うか、付き会えよと煽るのが日常なほど、私達は仲がいい。





あの声って、もしかして


私はずっと気になっていた。対抗意識を燃やしていた。優くんは言っていた。「確かに俺の席に隣になることが多いけど、ほら冬さんって正直友達少ないし、俺みたいな基本ゲームと動画、あと春とばっかりな人があってるんでしょ。それだけだよ。俺にも害は無いし、むしろ春とも趣味も出来るし、好都合」

と言って、対して気にしてなかったようだが、私は

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