第5話
アズハさんが学校に来なくなり、みんな心配している様子です。
でも、ツバサ君は全く心配していないようです。
「アズハは絶対戻ってくる」
そんなひとりごとをよく言っています。
そのひとりごとを聞いた男子は
「オイ、アズハの事やっぱ好きなんじゃねーかww」
「嘘つくなよ。結局アリスよりもアズハなんだろ?」
「ちげーよ。俺はアリスが…」
その瞬間、ツバサ君と目が合った。
恥ずかしそうに下を向いて固まってしまった。
私も下を向いて固まってしまった。
そんなところに
「青春っていいねー私もこれぐらいのころは彼氏とデートしてフラれたもんよ」
「っ!いつの間に!」
「当たり前じゃない。通訳として働いてたし、忍び寄れなきゃ意味ないでしょ?」
そう。この人は魔力が先生の中で一番高い。
川中美紀子先生。英語の先生だ。
そのまま川中先生が続ける。
「で?結局ツバサ氏。アリス氏とアズハ氏どっちが好きなの?」
「川中先生が知る理由ないじゃないですか…」
ッ!ツバサ君、めっちゃ可愛いです!
「ちょっとちょっとちょっとちょっと!なにアリス殿orアズハ殿の2択になってるの?!ボクも忘れないでよね!」
「おいおいおいおい。お前もツバサのこと好きなのか?」
「モテモテじゃねーかwww」
まじかぁ~
「私が学校に来ていないと勘違いしてこんなこと繰り広げて。ツバサ!恥ずかしくないのか?!放課後って言っても先生はまだまだ学校に!」
「「あ、アズハさん!」」
カッコつけた後、頬を赤くして下を向いてしまった。
「これじゃツバサを奪い取るラブコメだなw」
ビシッ!
この瞬間!ラブコメというツバサ君のズッ友により、
アリスと謎に出てきたボクっ子とアズハの三人によるラブコメが今、始まる!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます