第3話 トイレットペーパー LEVEL3

-足音-

あ!もしかしてすみれ?

ちょうど今トイレットペーパーがなくて困ってるんだけど、上から入れてくれない?


そうそう。ありがとう。

あ!今見ようとしたでしょ。そうゆうのヤだ。友達だからってやめてよ笑


え?見てないって?ごめん。でも今ドアの前に立ってるでしょ。だって、身長150センチのすみれは背伸びでもしないと上から手を入れられないはず、、


一応ドアの下から靴を確認するため、頭を下げると、


ツバを飲み込む。


靴が、、、ない



嘘でしょ、すみれ、変な遊びはよして、、


青ざめた顔をし、震えた私の声がトイレ中に響き渡る。



-足音-

ここにいたのか、

あかねー!!すみれちゃんが探してたよ!

教科書貸してほしいって!


手洗い場の方でわかなの声が、、、



すみれがここにいないってことは、、、


わかなちゃ、

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る