第3話 胸が大きい悩みと痩せている悩み


私は、ひねくれ者です。


なので、SNSで胸が大きい悩みを語る投稿を見ると、

喜び勇んで、真っ先にコメント欄を見に行きます。


すると、出るわ出るわ

「不幸に見せかけた自慢でしょ」

「胸が大きいだけいいと思います」

「◯ね」

等の心に刺さるアドバイスの数々。


くぅ〜、地獄〜!


例えば、その悩み告白漫画の中で、


「「自慢でしょ」って言われてつらい」


っていうページがあったとしても、彼女ら(彼、は基本いないでしょう、多分ね)は全く同じ讒言を飛ばすわけです。

まぁ、そこまで読んでないのでしょうが。


そのコメントの根源は、まず間違いなく嫉妬でしょう。それは誰もがわかること。

ですが、少し深掘りできるところもあるな、となんとなく思ったりします。


つまり、

「ない」人が「ある」人を攻撃する場合ってのは、

「ある」当人のこと自体を見てはおらず、

架空の「乳がでかいことを自慢にしてバカにしてくる女」を脳内で作り上げ、そいつに対して、攻撃しているのかな、と。

仮想敵、というか。


わかりづらいですね。いつもすみません。


「ない」彼女たちは、「ある」人が何を言ったところで、関係ないわけです。

「ある」時点で、もう敵。

敵は攻撃せねば、こちらが攻撃されてしまう。だから先にヤる。

これはほぼ反射の域で、機械的でさえある気がします。


「なに⁉ 奴には「ある」だと⁉」

「出陣じゃー!全軍突撃!ころせー!」


どうしてこんなことになるのでしょう。

これは持論ですが(ていうか先程からずっと持論ですが)

人が人に攻撃的になる場合、ほぼすべてにおいて「反撃」なのだと思うのです。


「ある」こと自体が、彼女たちを傷つけている。

だから、「反撃」を開始する。


攻撃される側にとっては、恐ろしい話です。

何もしてないのに、攻撃されるわけですから。


悲しいですね。つらいですね。

つらいことは、シェアしないといけないですね。

だからSNSに悩みを吐露する投稿をしますね。

すると、またコメント欄が罵詈雑言で埋まりますね。


これを輪廻といいます(くそ嘘)


では、「胸が大きい悩み」や「痩せている悩み」を持つ人は、どうやってその悩みをシェアすれば攻撃されずに済むのでしょうか。

答えは決まっています。


「全体にシェアするのをやめましょう」


です。

SNSに愛など求めてはいけない。

あるのは地獄だけだ。


「持っている」だけで、人間のスイッチを押してしまうものがある。

この事実って、結構、創作でもメタ的に使える、というか、意図的に使いこなさないといけないようなもののような気が最近しているのですが、

捉えにくいなぁと、苦い思いをしています。

だからコメント欄で勉強中です。(大嘘)


そんな感じの15分。


ちなみに、私は乳がでかくて細くて美女です。

ついでに、背が190あって細マッチョで美男です。


悩んでるんですが、誰か私の悩み聞いてくれません?



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