第7話
「昇様!?お帰りになられてるなら教えてください!
たまたま、ここを通ったから良かったですけれども...」
...あ、この女の人もさっきあの中にいたよね...
ってことは、この人は
昇様っていう人の専属メイドかな???
「あのぉ...私、山神美穂です。よろしくおねがいします...」
「あ..私は 吟王優美です。よろしくおねがいします。
昇様の専属をさせていただいています。」
「そんな怒ったような感じに聞こえる言い方は
だめだよー。もしかして...僕のせい??ごめんなさい...」
「い、いえ.../////違います!」
「ホント?あ、僕
お風呂入りたいなぁー...」
「はい!只今用意しますのでお部屋にいてください!」
「じゃーね!山神さーん!!」
ニッコリしながら手を振り
部屋に向かった...
「...////はい...」
みんなイケメン!!
ヤバいなぁ私....///
掃除進んでないし...
結構時間経ったような...
「美穂さーん」
やば!!
真子さんじゃーん...
「どうですか?掃除の方は...」
...
.....
「一応やってはいるんですが...
元々キレイだし...どこを掃除していいかわからないです!!」
真子さん...
すみません...
実はほとんどやってません!!
とも言えず...
「...わかりました。
それでは、友基様のお部屋へと案内しますので
付いてきてください。」
「はい...」
.........忘れてた
...............私
...................アイツの専属でしたぁぁー!
まだ着かない...
どこまで歩くの??
広すぎこの家...
ーーーーーー....
真子が扉の前で止まり
ノックをした
コンコン...
ここの部屋??
”はい”
ビクッ!!
アイツの声だ。。。
「美穂さんをお連れしました」
”入れ”
「はい。失礼します」
ーーーガチャ...
真子に続いて美穂も一緒に
友基の部屋にはいった
失礼しまーす...
うげー...広いなぁー
「仕事内容は教えたのか?」
「はい...先程」
「よし、じゃあ米山は出ていって
自分の仕事をしてくれ...」
「はい 。わかりました...失礼します...」
え!?
ガチャーーー...
ええぇ...!
そんなすぐに出ていかなくても...
またコイツと二人きりですか...
....専属だから???
まいったなぁ....
「オイッ!」
ビクッ!
「はい!な、何でしょう.........と、と、と
友基...さ...ま」
「プッ...ハハハハハハハ!!」
部屋中に友基の笑い声が響いた
!!ムッ!
「な、何で笑うのよ!」
「だってお前が、俺に”様”付けて
話しかけてくるなんて...」
そんな腹抱えて笑うことないじゃんか!
私だってアンタに”様”つけたくないわ!!
「....ルールはちゃんと守るよっ!」
「そんなルールなんてないぞ?」
??へ??
「じゃあ、なんでみんな”様”付けてんのよっ!!」
「そういう呼ばれ方が
俺にはふさわしいんじゃないか?」
ふーん。あっそ!
真顔で言うな!!
...
あ!そうだ!!
「ねぇ?」
「.....」
シカト??
聞こえるよね??
「ね...」
あ。もしかして...
「と、友基様っ!!」
待ってました!かのような視線やめてー...
「なんだ??」
「なんかムカツク!!バカ友基っ!!!」
言われると思っていなかった友基は
美穂の方に向かって来た
「!!てめぇ!...」
コイツ結構怒りやすいのねぇー...
フフッ 面白い!!
これが裏のカオってやつ???
あ...そういえば聞きたいことあったなー
「友基さま...お話がございます!」
話?...
「何だ?」
「私、ここで働く前に高校受験してて
合格してるんです。」
「それで?」
「学校に通いながら働くってことは
出来ないんですか?」
「できない」
....!!
即答とか...まじ?切ない。
ヤバッ...泣きそう...
泣き顔見られたくないなぁ...
ーーーーガチャ!
バタンッ!!
私は友基様の部屋から飛び出した...
何故かって?
半べそかいてたし...
涙見られたくないカラ...
それと...
良子たちに会えないんだ!って
思ったから...
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