第4話

ーーーー‥車の中




なんで?せっかく二人で働こうねって

決めたのに....確かに良子は、足捻挫しちゃってるけど

それは日にちが経てば、すぐ良くなるんじゃないの??

なんでアイツは

人の話を聞いてくれないの??


あ、でも今ならちゃんと聞いてくれるかな?

はぁ...



唯一良子と連絡取れるのは

この電話だけか....




ハァ~

「あのぉ....」




「なんだ?」




「そのぉ.....修理代の事なんですけど...私の働いた分の給料を修理代と生活費として分けたいんですが...」



すると急に友基は笑いだした

「ハハハ...お前、昨日までの勢いはどーした?

敬語だなんて...笑っちまうな!」




!!

「なんですって!?」

腹立って私は睨みつけた






すると友基はニコッと笑い

「そうそう それそれ....そういう勢いがないと

仕事こなせないぞ!?」






.....

「いや、だからさーーーーー....」

「わかったよ。その辺はお前に任せる。払いたい分払ってくれれば構わない。それと、これ....支払ってもらう請求書...」










パラッ...


!!!!!!

私はビックリした。

だって修理代1000万円って!


車買えるんじゃない?

って思う金額でしょ....いや、むしろ買ってください。

ありえない金額で、目がくらみそう...





「オイ。見たか?

頑張って働いてくださいねー。


山神 美穂さん?」







!?え....

「ちょっと...何で私のフルネーム知ってるの?

私はあんたの名前なんて知らないのに!!」





「俺が調べれば色んなことがわかる。お前の名前くらい。

ただ、お前はそれスマホだろ?ニュースとか日頃見ないのか?

お前が、俺のことを知らないのが、不思議だな」





......興味がないからニュースは見ない

でも、私のこの電話...

通話だけしかできないやつなんだよなー...

高校生になったら

スマホにする予定だったんだけど...

.....



「興味ないからニュース見ない

私の電話...通話限定だから調べれない。...」







???こいつ...

「今どき通話だけなんてありえるのか??

ニュースに興味な......」


「「友基さま....着きました」」




....「お、おう...」









運転手の声で私は外状況を把握しようと外を見た







「え!?ここがアンタんち!?

凄すぎなんだけど。映画のワンシーンありそうな家...」


こんな立派な家に住んでるだなんて

ホント凄い。

お金持ちが暮らしてる建物って

この建物なんだ!!!

でも、働くってことは.....住み込み?

だよね??....よし!頑張ろう!!







コイツ随分物珍しそうにキョロキョロしてんな

「ほら行くぞ!ついてこい!!」



「は、はい...」


置いていかれないように私は

アイツを追いかけた










玄関まで遠い!

てかドア、デカすぎ!!

なんか緊張してきた.....









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