BLACK DAPE TIX
エリー.ファー
BLACK DAPE TIX
「いいかい、よく聞くんだ」
「聞いてるよ、ずっとね」
「いいかい、よく聞けよ」
「聞いてるよ」
「そう、ずっと聞いていればいい」
「そう、私はずっと聞く役」
「そう、私はずっと聞かせる役」
「いつまでも、いつまでも」
「いつまでもずっとね」
「シビアだ」
「闇さ」
「受け入れてもらえるかどうかだよ」
「あなたにとってね」
「そう、僕にとってね」
「君にとってね」
「もしも、僕の考える言葉が何もかもずれているというなら。いや、やめよう忘れてくれ」
「カラースプレーの意味を教えて下さい」
「もしも、勘違いが続くようであれば、僕は答えを見逃すでしょう」
「悪魔」
「挨拶」
「完全」
「プロレスこそ最高」
「プロレスの重要性はプロレス的解釈から理解できる」
「戦う限りは、必ずそこに表現が存在する」
「受け入れられるかどうか」
「受け入れてもらえるかどうか」
「表現は文化になるだろう。そのための準備を行うべきだ。嫌になるくらい、真面目にな」
「梅の木を捨てて下さい」
「いいよ」
「あの壺を割って下さい」
「いいよ」
「あの人を殺して下さい」
「いいよ」
「頭痛薬で胃が荒れちゃうの」
「はいはい」
「できるのかよ」
「できる」
「できるのかよ」
「できない」
「できるのかよ」
「やっぱりできる」
「できるのかよ」
「できないかもしれないねぇ」
「できるのかよ」
「できるって言ってるだろ」
「できるのかよ」
「できないよぉ、できないっ」
「できるのかよ」
「できるなら最初からやってるよ」
「できるのかよ」
「できないから、ここにいるんだよ」
「できるのかよ」
「できません。全くです」
「できるのかよ」
「できないよ。君も知ってることだと思うんだけど」
「できるのかよ」
「できっこないを、やるってんだよぉっ」
「できるのかよ」
「できませんでしたね。はい、ごめんなさいね。はーい、ごめんなさーい」
「できるのかよ」
「できますよ。ていうか、もうできてます」
「できるのかよ」
「できるって言ってるだろうがよ、バカが」
「できるのかよ」
「できるよ。これは、ガチのやつだから」
「できるのかよ」
「できないよ。冷静に考えて頼めよ、バカ」
「できるのかよ」
「できませんね。冷静に見て、難しいでしょう」
「できるのかよ」
「できるな。根性で成し遂げてみせる」
「できるのかよ」
「もう、できてるよ、悪いね」
「できるのかよ」
「できてるし、できたて」
「できるのかよ」
「できないかもなぁ。ごめんなぁ。でも、頑張るからさ、応援してなぁ」
「この会話には、目的が詰まっています。つまり、難しいのですよ。すべてにおいて、客観的な視点を持つことは不可能であることを前提にしなければなりません。志が高い限りは、見合う実力と才能が必要不可欠です。持っていなければ、ただのプライドの高い無能です。死ぬ以外の使い道は存在しません」
「眠いのですが」
「眠ってしまいましょう」
「いいのですか」
「いいわけないですよね」
「夢が欲しい」
「夢を潰す」
「夢とは儚いものです」
「連続殺人事件」
「黒い玉葱と女性の関係」
「関係のないテレビ番組」
「金持ちのマダムとお喋りをしてみたいのです」
「警察を励ましてあげよう」
BLACK DAPE TIX エリー.ファー @eri-far-
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます