第5話 依頼

結局、俺は2つのDランク依頼のどちらを受けるかで迷っている。



【古代遺跡の依頼: メカスパイダーの糸の回収】


依頼内容:

この依頼では、冒険者にはメカスパイダーと呼ばれる古代の機械的なクリーチャーの糸を回収する任務が与えられます。


依頼の詳細:

1. メカスパイダーの存在: 古代遺跡内には、古代文明が作り出した巨大なメカスパイダーが存在します。これらの機械的なクリーチャーは、強力な糸を作り出し、その特性を利用した技術があると言われています。

2. 糸の回収: 冒険者は遺跡内を探索し、メカスパイダーの巣から糸を回収することが目的です。回収した糸は冒険者組合に提出され、研究や製造に利用されます。

3. 注意事項: メカスパイダーは攻撃的で危険な存在です。冒険者は慎重に行動し、罠や防御システムに注意を払う必要があります。

4. 技術の応用: メカスパイダーの糸は、強靭で耐久性があり、繊細な制御が可能な特性を持っています。回収された糸は、冒険者組合の技術者によって研究され、新たな発明や装備の開発に活用されます。

5. 報酬: 糸の回収に成功した冒険者は、報酬として一部の糸を受け取ることができます。また、冒険者組合からも一定数の糸で、銀貨3枚の報酬が支給されます。


この依頼は、古代遺跡の奥深くに潜むメカスパイダーの糸を回収するための冒険です。冒険者は危険な状況に直面しながら、貴重な資源を手に入れることができます。また、冒険者組合の研究と技術発展に貢献することもできます。



機械仕掛けも敵と戦う事になるかもしれない事に不安を覚える。

初めてのダンジョンでトラップをかいくぐり、中層手前まで潜ること。

ただ、軽くて丈夫な新たな防具を手に入れるチャンスかもしれない事は確かだし。

糸の回収という内容は俺自身が戦闘を行う必要も無く、死霊術を使えば遠隔から糸のみを回収して来ることは簡単かもしれない。

行ってみてやってみない事には分からない。

これはどんな依頼でも言える事だ。



【森の迷宮の依頼: 妖精の羽の粉の回収】


依頼内容:

この依頼では、冒険者には妖精の羽の粉を回収する任務が与えられます。


依頼の詳細:

1. 妖精の存在: 森の迷宮には、妖精と呼ばれる小さな精霊たちが生息しています。彼らは魔法の力を持ち、羽の粉には特別な魔法的な効果があると言われています。

2. 羽の粉の回収: 冒険者は森の迷宮を探索し、妖精の羽から粉を回収することが目的です。回収した粉は冒険者組合に提出され、魔法の研究や薬品開発に利用されます。

3. 妖精との交流: 冒険者は妖精たちとのコミュニケーションを図る機会も得ることができます。妖精は警戒心が強く、信頼関係を築くのは困難ですが、一部の妖精は協力的に情報を提供してくれることもあります。

妖精から羽の粉を回収する方法は様々ですが、強引に回収するのはおすすめはしませんが方法は問いません。

4. 魔法的な効果: 妖精の羽の粉は、魔法のアイテムや薬品の製造に利用されます。回収された粉は、魔法使いや錬金術師によって研究され、様々な効果を持つアイテムが作られます。

5. 報酬: 羽の粉の回収に成功した冒険者は、報酬として一部の粉を受け取ることができます。また、冒険者組合からも一定数の粉で銀貨3枚が報酬が支給されます。


この依頼は、森の迷宮に潜む妖精たちから羽の粉を回収するための冒険です。冒険者は妖精との交流や魔法の素材の回収を通じて、魔法の研究や薬品の開発に貢献することができます。同時に、魔法的な力を持つ妖精たちとの触れ合いも得られるでしょう。


強引に回収する方法。

妖精を殺して奪うとかかな?

妖精って死ぬとどうなるのかね?

光になって消えちゃうイメージだけど。

まぁ、この依頼も場合によっては簡単かもしれない。

出会いと交流次第では、かなり効率良く稼げて、危険も少なそうだ。


銀貨3枚の報酬と報酬額は同じならば妖精の粉回収にまずは行ってみようと思う。

効率が悪ければ古代遺跡にも行ってみよう。


俺は受付で森の迷宮での妖精の粉回収の依頼を受けた。


その後、星空商店で、粉回収に使う瓶をいくつか買い。

各種ポーションや軽食など必要な道具を買った。

小さめのマジックポーチに瓶や道具をしまい、俺は不動産屋へ向かった。

場所は冒険者組合で聞いてきた。

すぐ近くだそうだ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る