28話まで読んでのレビューとなります。
健脚を活かし、スリ等で生計を立てる銀髪の少女イリーナ。
そしてイリーナの家へとやってきた、金髪の少女フェルニナ。
この2人の少女の物語となります。
友情を育む2人でしたが、ある陰謀に巻き込まれてしまいます。果たして2人の運命は・・・
文章に関しては、情景描写が素晴らしく、頭の中にイメージがくっきりと浮かび上がります。
キャラ同士の会話、戦闘シーン等も素晴らしく、2人の友情の積み重ねがしっかりと描かれているので、没入感が凄いです。
これから2人はどうなってしまうのか、結末が気になる作品です!!
友情物語が好きな方には特にオススメです!是非一読下さい(*^^*)
あと、個人的にリシン警部応援しています!! ( *´艸`)
スリで生計を立てるスラム街の少女イリーナと富裕層の娘フェルニナ。それぞれ出生に謎を抱える二人は極寒の町で出会い、互いに惹かれ合う。二人はただ友達との思い出が欲しかっただけ、だがそこに互いの出生と大きな思惑が絡み・・・
まず惹かれるのは寒々しい町の描写です。ビルの排気口から吹き出す食用油の匂い、布のブーツに染み込んだ雪解け水、半狂乱の母との別れ・・・こちらの心の中にまで寒風が吹きすさぶようです。
このイリーナちゃん、ただの不幸な子ではありません。一人で生きていく意志と力を持っていて、薄汚れた町の片隅でしたたかに生きていきます。大きな思惑の中で離ればなれになったフェルニナとの再会は叶うのか・・・
不幸なだけでは終わらない強くてしたかな少女の物語、お勧めさせて頂きます。