第20話 「 幸福・成功のマスターキー:セルフトーク=「もう一人の自分」との付き合い方 」
皆さん、お帰りなさい。公認心理師/キャリアアドバイザーのA太郎です。
今日は【 課外授業 】として、特別なトピックについてお話ししようと思います。それは、「幸福・成功のマスターキー:セルフトーク=「もう一人の自分」との付き合い方」です。
これから私たちの言葉がどれほど私たちの人生、幸福に影響を与えるか、一緒に考えていきましょう。
パート1:セルフトークの力
まず最初に、セルフトークとは「自分と自分自身との内面での対話」のことです。これがどれほど私たちの心に影響を与えるのか、あなたは気になりませんか?
古来より「言霊」というワードがあるように、言葉は私たちの感情や行動に大きな影響を与えます。ポジティブな言葉でより多く自分に語りかけることで幸福感が大幅に向上することが心理学の研究でも示されています。つまりセルフトークとは、自分にかける「幸福・成功への魔法のカギ」と言っても過言ではないのです。
パート2:ポジティブなセルフトークの育て方
1. 感謝の習慣
感謝の言葉を意識的に取り入れることで、日常の小さな幸せに気づき、ポジティブなエネルギーを生み出すことができます。皆さんは人から何かささやかな親切を受けた時、反射的に「すみません」と言ってませんか?実はこれ、相手に対して失礼な言葉なんです。親切は決して「謝罪」を求めるものではありませんからね。言葉の使い方としても素直に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える方がよりベターですし、お互いに気持ちが通い合いますよね。
2. 目標設定とポジティブな言葉
皆さんは人生の目標って立ててらっしゃいますか?目標を達成するためにポジティブな言葉を使うことで、自己研鑽のサイクルを生み出し、その結果成功体験をより多く積むことができます。一つのネガティブな途中経過の際に「ああ、もうダメだ」とセルフトークするのと、「どこかにまだ改善点があるはずだ」と自問するのでは最終的な結果は明白ですよね。それに、どうせ目標に向かって努力するのなら、一つ一つの課題を楽しみながら、自分らしく克服していきたいものです。
3. 自己肯定感の向上
「自分のこと、好きですか?」こんな質問をされると普段の私たちは苦笑いしながら首を横に振りがちですが、自分に自信を持ち、自分を認めることで、セルフトークがよりポジティブなものに変わります。効果的なのは今話題の「言語化」手法です。まずは自分の価値観、つまり自分が大切にしているものを言葉にして紙に書き出してみましょう。すると意外な自分の側面が見えてきたりして、作業としても結構面白いですよ。
パート3:ネガティブなセルフトークとの向き合い方
とはいえ、私たちは心理学用語でいう「ネガティブバイアス」に翻弄され、普段のセルフトークもマイナー調に偏りがちなのも事実です。ここからはその「ネガティブなセルフトークとの向き合い方」について考えてみましょう。
1. 意識化手法
ネガティブなセルフトークは、先ずそれに気がつくことが第一歩です。先ほどの「言語化」手法もそれを劇的に手助けしてくれます。自分がどんなネガティブトークを無意識にしているかを知るだけで、その後のトークチェンジも容易となります。「気づき」は成長の第一歩と呼ばれる所以ですね。
2. 肯定的な言葉への転換
ネガティブな言葉を肯定的な言葉に変えることで、自分自身に対する態度が変わります。私事ですが、私は朝目覚めたあと散歩をする途中で、必ず一度「さあ、今日は一体どんな一日になるかな。ドキドキものだ!」と口にするようにしています。すると様々な一日の出来事が自分にとって「冒険と発見」のエピソードに変化していくんですね。これはなかなか痛快です。
3. 良いところを見つける
ネガティブなセルフトークの中にも、良いところやポジティブな要素を見つけ、肯定的な視点を持つよう心がけましょう。例えば「あ~、どうして自分だけがこんな目に遭うんだろう!?」って叫びたくなることってありますよね。でもそれを「本当にどうして今回のようなトラブルが起きたんだろう?何か今後の善後策、改善策はないのだろうか?」と言いかえることによってモチベーションがまるで変わってきます。つまりネガティブなセルフトークの中にも、やはり「もう一人の自分」からのポジティブメッセージがちゃんと含まれている、ということなんです。
まとめ:
さて、今日は「幸福・成功のマスターキー:セルフトーク=「もう一人の自分」との付き合い方」と銘打ってお話ししました。言葉は私たちの心に深い影響を与えます。ポジティブなセルフトークを大切にし、幸福な日々を丁寧に過ごしていきましょう。
なお、個別のご相談とセルフトークの言いかえ技法については、いつもの「脳内チェンジ!‟幸福の授業”」シリーズで取り上げていきますので、今後ともご購読をよろしくお願いいたします。
この記事が少しでも皆さんの心に響いたら嬉しいです。
それでは、次回もこのチャンネルでお会いしましょう!
さようなら。
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