第4話 「 やりたいことを仕事に 」

 脳内チェンジ!『 今日の なんだかな~』


 今日のご相談は F さん・30代の男性の方です。

「僕は昔から“何かやりたいことを仕事にしたい”と思ってきましたが、未だにその夢は果たされていません。そろそろ 40近くになってきて結婚もしたいと思っているのですが、このままでは“なんだかな~”です。どうしたらいいか、アドバイスをお願いいたします」


 はは~。こういった方は多いと思うんですよね。いや、というより皆さん、 「やりたいことで仕事になったら」ってやっぱり一度は考えますよね、憧れますよね~。

 はい。それじゃあ、今日もはりきって“抽出タ~イム”!


『やりたいことを仕事にできてない自分って、なんだかな~』


 さあ、どうでしょうね~。私これ、結構難しい問題だと思うんですよね。というのも世の中自体が何か「やりたいこと病」にかかってるような気がするんですよね。

 やりたいことじゃないと仕事しちゃいけない、とか。

 やりたいことをやってる人は幸せ、とか。

 こんな風にあまりにも言いすぎる、信じすぎてる気がするんですよ。そのことでかえって皆が不幸になってる。自信を無くしてる気がしますね~。

 やりたいことをやってても、苦労は当然あります。いろんな課題があって、お金も、時間だってかかるでしょう。それが即ち「イコール幸せ」になるかっていうのはそう簡単には測れないと思いますよ、実際は。


 さあ、それでは早速「脳内チェ~ンジ」!!!


『 やりたいことと仕事 区別して考えよう 』


 です。これシンプルなんですけど、超~大事なことだと思います。 

 区別して考える。つまり元々「やりたいこと」と「仕事」って別モノってことなんですよ。だからその大前提から始めないとかえって問題はややこしくなってしまう。「やりたいこと」は自分起点。「仕事」はお客あってこそのものですからね。「やりたいこと」があってもお客がいなければそもそも「仕事」にならない。言い換えると「やりたいことを仕事にする」ってことはこの二つの間に「橋を架ける」作業ってことになります。それを意識できればその作業が易しいのか、難しいのか。どういう工程が必要なのか、期間は?などの課題が自然と見えやすくなってくるんです。そもそも自分には「やりたいこと」が見えてなかった、ってことさえあるかも知れませんね。それに橋の架け方だって「やりたいこと」からじゃなく、今ある「仕事」から「やりたいこと」にアプローチしてもOKなんですよ。案外そちらの方が現実的かも知れませんね。お客起点で自分の「やりたいこと」を発掘するわけですから。


 というわけで今回は以上です。区別して考える。皆さんも頭がゴッチャになってる時は、一旦立ち止まって「区別」できることを探してみましょう。思った以上に「気持ちスッキリ」になれるかも、ですよ。

 

 ではまた、元気でお会いしましょう。

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