キャラクター設定
企画の当初から、カップリングがA×B、C×Dであること、年齢がA >B >C >Dであることは決まっていました。名前の頭文字は仮称だったA、B、C、Dという頭文字からとりました。いろいろあった案の中で、舞台は18世紀後半あたりの革命前夜フランス風(あくまで風)、4人の関係は主従ではなく、ほぼ対等な関係になりました。
A…アニエス・ド・アルナルディ(公爵夫人)
30〜35歳ほど。とある貴族の侍女として宮廷に来たところ、国王に気に入られ愛妾に。身分を上げるために公爵と結婚させられたが、当の公爵とは関わりが薄い。国王の関心は他の女性に移って久しく、冷飯を食わされているかわいそうな愛妾……と周囲には思われているが、本人はベアトリス(B)たちとの女同士の交流を存分に楽しんでいる。王家の秘宝のことは知っており、場所も聞かされている。国王との仲はとうに冷えているが情がないわけではない。王家ばかりが富をためている現状には平民出身の彼女としても疑問に思うところがあり、カルメンシータ(C)に協力する。
B…ベアトリス・ド・バルリエ(伯爵夫人)
25〜30歳ほど。貴族出身で親の決めた縁談に従って嫁いだら、三日で夫が病死してしまった。困っているところを助けられて以来、アニエス(A)とは親友であり恋人。いかにも貴婦人であり、カルメンシータ(C)にあっさり協力するアニエス(A)やドニーズ(D)にツッコミを入れる常識人。王家の秘宝については噂程度にしか知らなかったため、内情は火の車な王家がそんなものをため込んでいたことに驚く。実は夫の死後すぐに国王の愛妾になる計画もあったが、Aが阻止していた。そのことに薄々気がついているが、その真意を図りかねている。
C…カルメンシータ(占い師)
20〜25歳ほど。見た目の年齢不詳。隣国の内戦で故郷を追放された貴族女性。各地を流浪する腕利き占い師でバイオリンが得意。故郷再興の資金集めのために悪徳貴族の館に潜入して、宝石を盗み出す女怪盗でもある。先代国王の愛妾に売られたものを、宝石商から先代王妃が盗み取ったが、関係者が全員亡くなり、闇の中に葬り去られているという『王家の秘宝』を目当てに、この王国の宮廷に潜り込む。美しい女性が大好きな天然ジゴロのプレイボーイ(女性)だが情に厚く、あっさり正体を明かしてしまう一面も。
D…ドニーズ・ド・ドュラノワ(伯爵令嬢)
18〜22歳ほど。ベアトリス(B)の妹。箱入り娘のお嬢様で、カルメンシータ(C)から異国の話を聞くのが好き。カルメンシータの正体をあっさり受け入れたり、率先して動く豪胆な一面も持っている。基本的には純真で明るいお嬢様だが、浮気や複数人との関係が当たり前なこの国の貴族女性には珍しいほど嫉妬深く、自分の紹介で出会った姉(B)とカルメンシータが親しげに話しているだけで嫉妬するほど。国王の愛妾や姉にもくってかかる気の強さも持ち合わせている。
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