第422話 ささやかな宴会
フットサル大会が終わった。
結果は、初出場で初優勝。
表彰状をもらい、トロフィーをもらった。
小股ズは順調にカタギに近づいている。
じいちゃんが極道っぽくなってる気がするけど気のせいかな。
とりあえず地球でやることはまずまずの成果だった。
「優勝祝いを家でやろうか」
「いいの!やろう」
じいちゃんが賛成する。
「おーし ウイスキーをかけつけ3杯 一気飲みといくか」
「いいっすね」
「おれも飲むか」
「飲みましょう」
そんな飲み方は許さん。
「ビールとかチューハイとかでいいよ。へんな飲み方するなよ」
「「「「おっす!」」」」
小股ズ、聞き分けいいね。
「おにーちゃん」
「へいさくー」
妹と親父が走ってきた。
なんやかんやで
オヤジと妹も宴会に参加することになった。
食べ物 飲み物を買い込んで家に帰ってきた。
「とりあえず かんぱーい」
「「「「かんぱーい」」」」
ビールとチュウハイで乾杯した。
ゴクゴク ゴクゴク
「プハー うまい」
「「「プハー うまい」」」
「「ゲー」」
小股とアズマがゲップしている。
「小股よ すっかりカタギだな」
「和田の旦那 これもあんたのおかげだ。まっとうな道を歩み始めてるぜ」
親父と小股さんが飲みながら話し込んでいる。
「おにーちゃん フットサルの才能があったのね」
「まあな 兄を尊敬したか?」
「うんうん あんなすごいシュートが打てるなんてびっくりしたわ」
それに関しては俺の方が驚いた。
身体能力が人間を越えている気がする。
「ビールの一気飲みじゃ。1杯勝負じゃ。いくぞい」
じいちゃんが元ヒットマンズ3人に飲み比べをさせている。
「よし 俺が一番だ」
「いや俺だ」
「違う俺だ」
グビグビ
異世界の冒険者パーティ「俺がどうぞ」のような場面を見れた。
・・・・・・・・
オヤジは途中で諸井さんに呼ばれて帰った。
なんでも2人で警察庁長官にお願いごとをするようだ。
アルコール飲んでたけど大丈夫なのだろうか。
小股たちは酔いつぶれて寝る。
「じいちゃん 異世界のことだけど」
「おお どうなった?いけるのかの」
じいちゃんも異世界に行きたいようだ。
「わしの異世界デビューは──」
なんて前にいってたからね。
翻訳の魔道具を探そうとしていること。
みつけたら異世界にいっても異世界人と会話ができることを話した。
「わしの異世界デビューが近づいているんじゃな」
じいちゃんは喜でいる。
小股ズが酔いつぶれて親父が帰ったので安心してじいちゃんと話をしていると、それを朋依は聞いてた。
「異世界ってなに?」
「と、ともいじゃないか。なんでいるんだ?」
「いたのか ともいや」
「わたしも宴会してたんだからいるに決まってるでしょ。それより異世界ってなに?」
「今日はいい天気じゃのー」
「そうだね じいちゃん快晴だね」
「あやしい・・・」
じいちゃんと二人で誤魔化すが完全に怪しまれた。
とりあえず、じいちゃんが「車にのりたいのー」といって
ともいを連れだしてくれたので助かった。
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