第421話 小股ズはまだまだ…
「おまえたちのカタ道(カタギへの道)はまだまだこれからじゃ!アズマが反則をほのめかすようなことを口走ってたからの」
小股ズ
「「「 えー!!!! 」」」
アズ「ギクッ」
そういえば「瞬殺で見えない一撃を─」って言ってたね。(第414話参照)
「アズマ てめー!指だ!」
「まてこらー!逆さ釣りにしてやる!」
「おまえまだ極道根性が治らねーのか!ケジメつけろ」
「やめろー!暴力反対!(スタタタタッ)」
アズマが小股たちに追いかけまわされている。
いやいや、おまえらも 指とか、逆さ釣りとか、ケジメとか、まだまだ極道だよ・・・
まてよ・・・
全国大会ってことは・・・
それって俺も全国フットサル大会に出るってことかな。
「俺もそれに出るってこと?」
「そうじゃ。ヘイサクはポイントゲッターじゃからの」
「でも 目立ち過ぎるよ」
「大丈夫じゃよ。ヘイサクも けっこう楽しめたじゃろ」
じいちゃんが親指を立てる。
じいちゃんの言う通り、フットサルは けっこう楽しめた。
全国大会か。
それも悪くないね。
じいちゃんの心の中
(全国大会で優勝したら・・・世界フットサル大会に出場じゃ!)
地球でも、へいさくの知らないところで 秘密の計画が進行していくのだった。
そして・・・
観客席では
梅木華道(うめのき はなみち)
「あんなすごいやつらがいたのか!マイナーなスポーツなんかやりやがって!」
バスケットマン梅木華道が
ヘイサク親分とゆかいな仲間たちチームの戦いを見ていた。
さらに・・・
「みたか」
「みましたぜ」
波見沈組の幹部と部下がフットサルの観戦に来ていた。
「あれはイチモツ組の小股だ」
「組を解散してフットサル始めたんでしょうか」
「そうかもな」
「しかし ダントツの強さでしたね」
「相変わらず小股の身体は頑丈だ それとあの男はなんだ シュートが大砲みてーだぞ」
「あいつら解散したとかいいながら 他に親分を立てて復帰するつもりじゃねーんですかい」
「どうしてそうおもう」
「だって チーム名が ヘイサク親分とゆかいな仲間たち になってますぜ」
「なるほどな よし いまのうちに潰しておくか」
「それがいいですね」
フットサルで小股ズをカタギに公正させる計画は、もう少しというところまで成功をおさめた。
しかし、安易なチーム名で登録したため、他の組から狙われることになるのだった。
フットサル優勝を喜ぶヘイサク、玄智、小股ズは、まだそれを知らない。
そして・・・
全国フットサル大会の行方は!?
バスケットマン梅木華道とは!?
波見沈組とは!?
小股ズのカタギへの道はまだまだ終わらない。
つづく・・・
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