第412話 地球 小股ズ カタ道 フットサル4



1回戦  へいさく親分とゆかいな仲間たちvsフットサルを楽しむチーム



「キックオフ!シェケラベイベー」

穴雲佐さんの司会で1回戦最後の試合が始まった。



開始早々、小股が大活躍している。


「いくぜ!スーパー小股タックル!」


相手からボールを奪い、ドリブルしている。



「あのおっさんすげーぞ タックルで吹き飛ばしてボールを奪ったぞ」

「もとプロサッカー選手か?」

「スーパー小股タックルって叫んでたな」

「豪快なタックルだけど、技名は すごく小股でタックルみたいな感じだよな」

「でもよ 小股タックルであれだけ豪快なタックルなんだ、大股タックルもあるってことだろ まだ小股タックルで十分なんだから 先行きは もっとすごい大技が出るにちがいないぞ」


小股のタックルで観客が盛り上がってる。

小股さんのタックルだから小股タックルなので大股タックルはないんだけどね。


「おやぶん あとはまかせたぜ」

小股がヘイサクにパスをだす。


「タイガースショット」

俺はパスを受け取り、シュートを蹴った。


ビューン! ザシュ! シューーーーーーー!



いままで1発も決まらなかったシュートが初めて決まった。



タイガースショット、じいちゃんにつけてもらった必殺シュート名だけど、なんだか恥ずかしい。


本当は公園で子供たちにボールを返すときにシュートを打って「小日向小次郎みたい」と言われて「虎ショット」にしようと思ったが、じいちゃんがタイガースのファンなのでこのシュート名になった。


「あの普通っぽい人のシュートは誰も止められないだろ」

「相手ゴールのネットから煙が出てたぞ」

「そのうち突き破るんじゃねーか」


俺も注目されていた。






予選のあと、じいちゃんからのアドバイスで、「もっと軽く蹴ればいいんじゃ」と言われて練習してみると、狙ったところにシュートできるようになった。



結果は20ー0で圧勝した。






「楽勝で初戦突破したぜ」

「ボスと親分だけ活躍してずるいっすよ」

「俺も活躍したかったぜ」

「俺はゴール前で棒立ちすよ」


三下 アズマ 小中の3人が活躍できずだったので拗ねていた。





・・・・





2回戦 そば屋フットサルチーム


そば夫

そば吉

そば太

他2人


「気をつけるじゃ。あやつらはそば屋三兄弟じゃ。わしがいつも出前で頼んどる そば屋のせがれたちじゃ」

じいちゃんがアドバイスしてくれる。


「いいかの。それぞれ そばやのせがれタックル、もりそば次男坊シュート、そばつゆコンビネーション という技をもっとるから注意するのじゃ」


玄智監督(じいちゃん)のアドバイスが飛ぶ。



長男そば夫 そばやのせがれタックル

次男そば吉 もりそば次男坊シュート

三男そば太 そばつゆコンビネーション


この3人が技を持ってるということね。




「このまえ食べたそば屋のセガレか」

「あのそば うまかったな」

「そばつゆが 最高だったっす」

小股ズがそばの感想を言う。



「2回戦の試合となりましたシェケラベイベー。そば屋フットサルチーム vs ヘイサク親分とゆかいな仲間たちチームの戦いです そば屋フットサルは前回の大会3位の強豪です どんな試合になるか楽しみです レッツ!シェケラベイベー!」





2回戦が始まった。


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