第397話 店に帰還
ミマファズが出迎えてくれた。
これだよ これ おかえりと言ってもらえる嬉しさ。
帰ってきたんだなと心から思う。
ミマファズ
「いまね らばいかさんがきてるよ」
「王子王女とラバイカさんで動画を見てます」
ラバイカさんがアニメうまいんぼを見に来ていた。
王子王女も一緒に見ている。
賊討伐にいってる間に王子王女はお店をやっていたみたいだ。
ラバイカさんはアニメ「うまいんぼ」から調理方法を研究しているようだ。
奥の部屋にいくと
「へいさくっち おかえり」
「おかえりなさい」
「店主よ 長旅ごくろう」
王子王女ラバイカさんにも おかえりと言ってもらえると嬉しいね。
王子「へいさくっちと男爵がいない間に町を探索してみたけど すごく賑やかになっているね」
王女「食堂も酒場もパン屋もすごいことになっているわ。なぜ報告してくれないの。おいしいものが町にあふれてるじゃない」
王子王女は救援にいっている間に町を見て回り、食べ歩きをしていた。
報告しようにも 早々にこんな賑やかになるとは思っていなかった。
ルフダンワ亭でだけ食べられると思っていたおいしい食べ物が、町の店にあり、しかもルフダンワ亭でも出していない蒸しパンやホットケーキなどがあり、びっくりしたようだ。
それに酒類も町の店に炭酸種類があり、驚いたようだ。
各店にはオリジナルの蒸しパンやホットケーキ、炭酸飲料もあって、町の食べ歩きはとても楽しかったそうだ。
「僕はからあげが気に入ったよ」
「わたしはホットケーキ」
王子王女もお気に入りの食べ物を見つけたようだ。
「店主よ あとでマイウークラブに来るがいい。ついにサンダーワームの調理に成功した。生臭さくて食えないと思っていたが焼き方とタレで臭みが消えたのだ。味も悪くない。このラバイカユーザンはついにやったぞ ふはははは」
ラバイカさんはアニメのウナギのかば焼きからヒントを得てサンダーワームなる魔物の調理に成功したようだ。
そういえばマイウークラブに1回も行ったことなかったから、あとでいってみよう。
・・・・
俺は地球で食材を仕入れてバキュームチマキ商会に卸した。
在庫がなくなる前に対応できてよかった。
部長を応援しよう。
ファイト ウアニンナイサ君。
店の奥では
「水戸青門の演劇を練習するぞー」
チマキ町長は気合が入っている。
「「「おーう」」」
ムージさんも演劇が気に入ったようでノリノリになっている。
「演劇とはなんだい?」
「なにかお芝居をやるの?」
王子王女はお試し演劇を知らないんだった。
「実は かくかくしかじか なんですよ」
お試しで演劇をやったこと。
それが好評で2回目の公演を準備していること。
成功したら演劇場を作ろうと思っていること。
などを話した。
「それはすごいね。僕も見ていいかな」
「わたしもどんなお芝居になるのか見たいわ」
王子王女はまだ帰る気がないみたいだ。
・・・・
チマキ町長たちが演劇の練習をしているうちに冷凍小屋のことを考えた。
この世界に冷蔵庫はない。
氷結魔法もない。
もし氷を定期的に作れるようになれば、物を冷やせるようになれば
いろいろなことだ出来る。
かき氷 プリン 牛乳プリン 食料の保存も出来る。
冷凍小屋を作ろうと計画していたところで、急きょラトスケーオへ救援に行ったので、改めて冷凍小屋を作ろうと計画したのだった。
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