第379話 王国演奏団の闘い
「このアマをとっ捕まえろ!」
賊がバイオリン隊を人質に取ろうとした。
しかし・・・
「バ~イオリナックル!」
バイオリン団員は前方に走り、拳を突き出して突進しながら服のボタンを掴んで引きちぎった。
ブチン!
賊の男の服がはだけた。
「このアマ おれの服のボタンを返せ!」
さらに
「バ~イオリナックル!」
バイオリン団員は前方に走り、拳を突き出して突進しながらズボンのボタンを掴んで引きちぎった。
ブチン!
賊の男のズボンがずり落ちた。
「こんな格好じゃ戦えないじゃんかよー!」
賊の男は座り込んでパンツを死守している。
バイオリン隊の勝利!
「このひ弱そうなやつを捕まえろ!」
賊がウクレレ隊を人質に取ろうとした。
しかし・・・
「波動ウクレレ拳!」
ギーコー!ギーコー!
ウクレレ団員は耳障りな音色でウクレレを奏でると波動が賊に向かう。
「耳がおかしくなる!不快だー!」
「いまだよ! ラッパ バイオリン」
「よし!昇竜ラッパ拳!」
ビリビリ!
ラッパ団員は賊の服を掴むと昇り行く竜のごとくジャンプして服を引きちぎった。
「まかせて!バ~イオリナックル!」
ブチン!
バイオリン団員は前方に走り、拳を突き出して突進しながらズボンのボタンを掴んで引きちぎった。
「全裸はやめてくれー!」
こちらも賊の男はパンツを死守している。
演奏団員たちのコンビネーションがさく裂した。
「みんなよくやった。ピキピキだよ!ふだんから服ちぎりをやっていたことが ここで役に立つなんてこんなに嬉しいことはない!予算を服につぎ込んできたことが報われたよ」
シャキシさんは叫びながらパンイチの賊どもを捕縛している。
王国演奏団はすごいね。
スキルじゃなくて握力と腕力のチカラ技なのにすごい威力だ。
村の中では・・・
村の中ではケブヤが村人の指揮をとっていた。
ノモコが防壁の上から階段に土砂を流し、防衛していたが賊の幹部ホマチツと賊2人に侵入されてしまった。
ホマ「土を操る俺が土砂ごときで止められると思ったか!」
「みんなよく聞け 賊1人を多数で囲んでふくろにしろ 数で叩くんだ」
ケブヤが指示をだした。
村人「悪役勇者さまが囲めといってるだ」
村人がどうしようかとオロオロしていると・・・
モブズ
「俺たちが見本をみせるっす」
「こうやるっすよ」
「袋にするだけっす」
「「「モブストアタック!」」」
ドガ! バキ! ビシバシ!
賊「うげ!」
モブズは3対1の状態にしてスキルを発動させて賊の1人を袋たたきにして倒した。
村人
「なるほどな」
「おらたちもやるだ」
「やんべや」
「「「そりゃー いくだ!ヒガシノムラビトアタック」」」
ドガ! バキ! ビシバシ!
「うぎゃー」
賊ひとりを村人20人で囲んで袋たたきにして倒した。
村人
「悪役勇者さまが作った角棒はすげーだ」
「威力がある棒だべ」
「おらたち あんがい つよいのかもしんねーだ」
村人たちが賊をやっつけて喜んでいる。
ケブ「おまえだけになったな ホマチツだっけか」
ホマ「おめーは帝国にあるツンパ公国の三男だろ」
ケブ「!」
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