第378話 賢者と聖女2
ヘイ「なんとでも言え これが俺の魔法だ!ストーンバレット!」
ボス「無茶苦茶やりやがって!聖女を捕まえて人質にしろ」
賊
「へい!・・・いや オカシラ無理だ!」
「聖女は ものすげーつえーっす!」
「わたしは捕まりません。やー!」
ジョイセさんはメイスで賊を殴り飛ばしている。
ドガ! バキ! ビシバシ!
「うわー!」「あひゃ!」「ひでぶ!」
「ジョイセさん すてきだよー」
魔法攻撃を避けながら1王子が叫ぶ。
王子は攻撃を避けながらもジョイセさんをずっと見ていた。
どんなときでも1王子はブレないね。
ボス「なんで聖女が か弱くないんだよ!くそー 剣聖も勇者も封じたのによ」
1王子とミタケを賊40人で封じている。
大げさな人数で2人を包囲している賊どもだが、そのおかげで
かなりの賊を俺とジョイセさんで蹴散らすことができた。
ウト「賢者と聖女も物理担当だとは夢にも思わなかったぜ!まさか王国勇者パーティは全員物理担当で統一されているのか!だれも魔法をつかえねーのか!」
ウトクアイダは勝手に勘違いしている。
だれも魔法を使えないわけじゃない。
ジョイセさんは魔法を使っている。
自分が光る魔法だけど。
全員物理担当でもない。
勇者ミタケは戦えないから。
ヘイ「おまえの読みはすべて外れているぞ!」
ウト「それなら 俺が直々にてめーらをぶっ殺してやる!ぐっへっへ 手下が村の中に侵入するのも時間の問題だ しばらくしたら村を制圧するだろう 降伏するなら今のうちだぞ」
ウトクアイダが叫ぶ。
村の中にはケブヤとノモコとモブズがいる。
そっちは任せよう。
「盗賊ボス おまえの相手は俺が・・・」
ウトクアイダと戦おうと思ったそのとき!
「王国演奏団参上!」
シャキシさん率いる王国演奏団が到着した。
「ちっ 援軍がきやがったか!ん?あれはラトスケーオの演奏団じゃねーから恐れるな!武具を装備してねー 戦えねーやつらだ」
ラトスケーオ兵団は演奏団でもある。
そして戦闘訓練を受けている兵士でもある。
王国演奏団は戦えないのだが、格ゲー動画をみた王国演奏団は一味違った。
「戦えねー演奏団を捕まえて人質にしろ!そいつらを盾にすれば攻撃できなくなる!」
「「「おーう!」」」
賊が団員を捕縛しようと向かってきた。
しかし・・・・
「昇竜ラッパ拳!」
ビリビリ!
ラッパ団員は賊の服を掴むと昇り行く竜のごとくジャンプして服を引きちぎった。
「お、おれの一張羅が! なにしやがんだラッパやろう」
賊の男は上半身裸になった。
さらに
「昇竜ラッパ拳!」
ビリビリ!
ラッパ団員は賊のズボンを掴むと昇り行く竜のごとくジャンプしてズボンを引きちぎった。
「俺様がパンイチにされちまった!ひー」
賊の男は座り込んでパンツを死守している。
ラッパ隊の勝利!
格ゲー動画から編み出した技は賊に通用していた。
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