第377話 賢者と聖女
そして、賢者と聖女は・・・
------ヘイサク
「おらおら!」
ドガ! バキ! ビシバシ!
ウト「な、なんで賢者が素手で物理攻撃するんだ しかも威力が半端じゃねー! 賢者なのに魔法は使わねーのか」
盗賊団の頭ウトクアイダは賢者の素手の格闘に驚愕している。
ヘイ「俺は魔力0だ」
ヘイサクは胸を張って答えた。
ウト「胸張って言うことじゃねーだろ!魔力がねーのになんで賢者なんだよ」
俺は賢者と名乗ったが魔法を使えるといった覚えはない。
素手で戦うのみだ。
ドガ! バキ! ビシバシ!
賊どもを素手で吹き飛ばす。
------ジョイセ
賊「うぎゃー 聖女が暴れてます」
ウト「な、なんだ?」
ジョイ「ふん!ふん!ふん!」
聖女もメイスで物理攻撃をしている。
ジョイ「ホーリーライト!」
ピカッ!
ときどき本人が光ってる。
賊「「うっ!目が!」」
光ることで賊の目をくらませている。
賊の目がくらんでいる間にジョイセさんはサークレットをつけた。
「ブレザージョイセ 女神にかわってしばきます!」
今はブレザー衣装に着替えられないのでサークレットだけ装着した。
しかも、オリジナルになってる。
ブレザージョイセ仕様のサークレットなのだろう。
ジョイ「やー!」
ドガ! バキ! ビシバシ!
「うわー!」「ぐわ!」「ひでぶ!」
ウト「な、なんで聖女が物理攻撃するんだ! 聖女は一番非力なはずだろ 回復魔法は使わねーのか」
「わたしは回復魔法は使えません」
ジョイセさんは胸を張って答えた。
ウト「だから胸張って言うことじゃねーだろ!回復魔法がつかえねーのになんで聖女なんだよ」
剣聖と勇者は封じることができたが賊が知る帝国勇者パーティとは違う異色の王国勇者パーティに戸惑いをみせる。
------本来の勇者パーティ
剣聖は剣術で物理特化。
(第一王子はその通り)
勇者はオールラウンドで強力な勇者スキルを持ち 一番やっかい。
しかし王国勇者は戦闘はまるでダメ、いわゆる雑用係りのポーター。
聖女は聖魔法で傷を癒し、あるいはアンデッドを浄化する。
しかし王国聖女は聖魔法は使えず、物理特化。
そして賢者はあらゆる魔法を使いこなす魔法のエキスパート。
しかし王国賢者は寂れた村で知識人ということで賢者と呼ばれているだけの人。
魔力0で物理最強格。
の異色の勇者パーティだった。
賢者ヘイサクは素手で賊を殴り飛ばしている。
ウト「おめーは魔法がつかえねーのになんで賢者なんだ」
ヘイ「なら魔法を使ってやるよ ストーンバレット!」
俺は石をひろってなげた。
ガコン!
賊「うわっ!」
ウトクアイダの前で手下が盾を構えてお頭を守っている、その盾に石があたって盾は吹っ飛んだ。
盾がひしゃげている。
ウト「拾って石を投げただけじゃねーか!それなのになんて威力だ!」
ヘイ「ストーンバレット! ストーンバレット! ストーンバレット!」
さらに石をひろって連続でなげた。
ドガ!
「ぐえー!」
盾が吹き飛んだ手下に石が命中して倒れた。
ウトクアイダは石を避けたが ひとこと・・・。
ウト「それは魔法じゃなくて投擲だろ!」
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