第375話 戦闘開始
ラトスケーオの兵団がアジトに向けて出発した。
「いよいよか それ 飛んでいけ」
町にいる賊の斥候はアジトへ鳥の伝令を飛ばした。
「ぎゃーぎゃー」
「よしよしニワトリ これからボスが村を襲うんだ、おめーも一緒にこい。俺たちと楽しい盗賊ライフを送ろうぜ」
ワイコは賊の斥候を見張っている。
何気に賊のせっこうと仲良しになりエサをもらっている。
「ぎゃーぎゃー」
「なんだ行っちまうのか またこいよニワトリ」
ワイコは賊のアジトに伝来が飛んだことを確認すると走り去った。
「動いたか よし!やろうども東に向かうぞ!」
「「「おーう!」」」
鳥の伝令が来た盗賊団はアジトを引き払い東の村を目指した。
ラトスケーオ兵団が賊のアジトに到着した。
兵士「アジトには一人もいませんね」
兵長「そうだな。賊どもは東の村に向かった。我らが村に到着するまで勇者一行にねばってもらおう。全軍 東の村に向かうぞ!」
兵士「「「あいあいさー!」」」
兵団は東の村を目指して進軍し始めた。
東の村
ボス「なんだこれは!いつのまにこんな防壁を作ったんだ」
東の村に到着した盗賊団は土壁で出来た防壁に驚いている。
幹部「これは土魔法で作った即席の壁ですぜ」
ボス「おまえと同じ土魔法使いか?」
幹部「へい 同じ帝国出身の土魔法の使い方に似てますぜ ですが俺が階段を作るんで防壁の上から堂々と入りましょうや」
ボス「はっはっは やろうども 上から村に侵入するぞ!」
賊「「「おーう!」」」
賊の幹部(土魔法使い)は防壁に階段を作り、上から侵入しようとした。
しかし、
ノモ「まってたぜ!リュック展開」
ザザザ!
ノモコが防壁の上から階段に土砂を流し込んだ。
賊「「「うわー」」」
盗賊が階段から落ちていく。
幹部「あのハゲ 土砂で妨害しやがって! 俺より人相悪い癖に調子に乗るなよ!」
ノモ「ハゲは関係ないだろ!てめーらと一緒にすんな 俺は頭はツルツルでも心はフサフサよ」
幹部「胸毛ボーボーなのか?訳の分からねーこと抜かしやがってハゲに負けるか! また階段を作る 登れ!」
土魔法使いはまた階段を作る。
ノモ「リュック展開」
ザザザ!
ノモコは土砂で妨害して賊に階段を上らせない。
そのとき!
俺と勇者一行が村の門から外に出た。
「勇者パーティ参上! 剣聖候補スネノ!」
1王子が名乗りを上げた。
「聖女ジョイセ!」
ジョイセさんも名乗りを上げた。
「ゆ、勇者ミタケ!」
ミタケもつられるように名乗りを上げた。
え!これって名乗らないといけないの?
仕方ないので俺も名乗りを上げることにした。
サーゼリ村では「賢者さま」と呼ばれているので、それでいこう。
「賢者ヘイサク!」
勇者(ポーター) 剣聖(候補) 聖女(名ばかり) 賢者(物知り)
の4人が名乗りを上げた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます