第129話 パンチのきいた魔道具1
パンチのきいた魔道具を2つもらった。
あの人はヒマなのか?
なんてものを作ってるんだ。
こんなもの使う日がくるのか と思ったが
ブーメラン弓矢もデラックス貯金箱も使うときがきた。
どちらも有能だった。
絶対に使わないとは言い切れない。
でも、いくらなんでも
ポージングパンツは使うことがないだろう。
三角木馬にしても 調合箱で回復薬を作れるし これも使うときはこないと思う。
というか、つかいたくない・・・
使ったらどうなるか考えてみた。
ーーーーーー妄想劇場 勇者編 <ポージングパンツ>
勇者 剣聖 聖女 賢者の4人は勇者パーティだ。
勇者と剣聖と賢者はイケメンで城下町ではファンクラブが出来るほどである。
「勇者よ。ドラゴン討伐を頼みたい」
「王さま。お任せください。必ずや討伐してまいります」
・・・・ドラゴンとの戦闘・・・・
ドラゴンとの戦いは困難を極めた。
賢者の魔法がきかないからだ。
勇者の「エクセレントヘルシースラッシュ」と
剣聖の「ボリュームマックスアタック」しかダメージを与えられなかった。
聖女は防御魔法「ファンタスティックアンビリバボーガード」を展開していたがドラゴンブレスで破られそうになっていた。
「くっ! このままだと もたないわ」
「賢者よ。これを装備してバリアを張ってくれないか」
勇者が手渡したのは1枚のブーメランパンツだった。
そのパンツは、あるポーズをすることでバリアを張れる魔道具「ポージングパンツ」と呼ばれるものだ。
「し、しかし、僕はパンツ1丁になりたくない」
「命がかかった場面なんだ。君にしか頼めない」
「俺たちが必ずドラゴンにとどめを刺すから」
勇者剣聖に頼まれて賢者はポージングパンツ1丁になった。
そして、前かがみになり両手でパンツを隠し全裸に見えるポーズをとると叫んだ。
「へい!」
すると、前方に半ドーム型のバリアが展開された。
ドラゴンが空中からブレス攻撃をするがバリアが防ぐ。
しかし、ドラゴンは知恵はある。
半ドームの後ろは空いている。旋回してブレス攻撃をしようとする。
賢者は急いでポージングをといて後ろへ移動した。
そして、片足を上げて太ももでパンツを隠し、腰の部分を手のひらで隠して
全裸に見えるポーズをとり、「へい!」と叫んだ。
バリアが展開されドラゴンブレスを防ぐ。
「いまよ!勇者、剣聖。まかせたわよ!」
聖女が叫ぶ。
「エクセレントヘルシースラッシュ!」
「ボリュームマックスアタック!」
ピカーン! シャキーン!
勇者と剣聖スキルはドラゴンに命中した。
しかし、ドラゴンもただではやられなかった。
ザシュ!ザシュ!
「ぐわ!」「うわ!」
勇者と剣聖に攻撃した。
その攻撃で賢者が脱いだ服も巻き添えになった。
「僕の!僕の服がーー!」
自分の服が粉々になった賢者が絶叫する。
苦難のすえ みごとドラゴン討伐を成し遂げた。
その代償に勇者と剣聖は重傷を負った。
無事だった聖女とともに
賢者はパンツ1丁で帰還するのだった。
つづく・・・
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とか なりそうなんだよね。
すごい性能なんだけど、
自分が使うとなると嫌だよね。
もう1つの木馬すごイッスも使うとしたらどうなるかな。
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