第137話 ヘイサクと村人ズvsゴブリン





「この村はわしらの村じゃ。なんぴとたりともあらすことは許さんのじゃ」


「オラはトンチキのかたきを取るだ。ベコのステファノスとボンヤスキーも守るだ」



ガーリ村長とクサゴタさんがゴブリンと対峙する。




「避難所は大丈夫だから村を守れ」とサミシさんから言われたそうだ。








「ゴブリンどものすきにはさせねーだ」


せがれをキズつけられたクサゴタさんが 怒りの攻撃!


サク!


ホークでゴブリンを突き刺した。


そして


ポイ!



村長のトラクターの前になげる。



「よくもクサゴタのせがれをやりおったな。せいばいじゃ」


ガタガタガタガタ!



村長は黒いトラクターでゴブリンをミンチにして畑の肥やしにした。


「ぐぎゃ」


仲間をやられたゴブリンは村長のトラクターに こん棒で殴りかかる。


しかし、バリアで守られゴブリンの攻撃は届かない。


ガタガタガタガタ!


「グギャ!」


そのままトラクターでひき殺してミンチにしてしまう。


「この黒い従魔にはそんな攻撃きかんのじゃ」




クサゴタさんはホークで突き刺すだけでなくホークにベコの糞(ふん)を作りだしてゴブリンどもに投げつけた。



「ゴブリンども これでもくらうだ」



ベタ ベタ ベタ



ゴブリンは糞を嫌がり、払い落とそうともがいている。


そこに、すかさずホークでクサゴタさんの怒りの攻撃!



「トンチキのかたきだや」(トンチキ君 生きてるけどね)



サク!



ポイ!



ガタガタガタガタ!(トラクター)



クサゴタさんと村長の連携がうまい。


肉工場のベルトコンベアの流れ作業のようになっている。


サク!

ポイ!

ガタガタガタガタ!


サク!

ポイ!

ガタガタガタガタ!



心配するほどのことではなかった。





しかし、他の村人に襲い掛かるゴブリンがいた。



そのとき!























ゴブリンどもの前に2人の村人が立ちはだかった。



自転車に乗ったブンセさんとミマファだ。



村長とクサゴタさんが戦いに行ったのをみて

「わたしたちも」と

村を守るために避難所から出てきた。



ブンセさんとミマファの首には最近作ったタマラッシュ刺繍タオルがヒーローマフラーのように風にそよいでいる。



「わたしたちの村を守ります」

「こわいけど わたしもまもる」





ミマファたちは自転車のバリアをうまく利用して村人の盾になる。



「グギァ」「グギァ」


ポヨン ポヨン



バリアはゴブリンの攻撃をスポンジのように跳ね返している。


プシュー プシュー


「ぐがぁ」 「ぐがぁ」


ミマファは自転車に装備してある催涙スプレーをゴブリンどもに掛けながら自転車で走りまわる。


プシュー プシュー



「「「「「オラたちも戦うだ!」」」」」


ドガ!バシ!ビシ!バシ!


催涙スプレーでひるんだゴブリンを鍬とスコップをもった村人が袋たたきにしている。



こちらはゴブリン袋たたき劇場になっていた。


プシュー プシュー

ドガ!バシ!ビシ!バシ!


プシュー プシュー

ドガ!バシ!ビシ!バシ!





スキルをもった村人4人は強かった。




これなら 俺も思いっきり暴れられる。


「おらおらおら」


ドガ!バシ!ドガ!



雑魚ゴブリンを倒し、ゴブリンリーダーが残った。






ヘイサクvsゴブリンリーダー






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る