第47話 ルフダンワ開店
第47話
町長の屋敷でビールとカクテル(カシスオレンジ)の試食をしたあとカオスになった。
そこにミマファ親子が到着した。
「うげっ おにいさんどうしたの?」
「なにがあったんですか。この惨状は・・・」
ワインの空瓶は そこらじゅうに散乱して町長ズは おへそを出して床で寝ている。
成り行きを説明した。
「おにいさん 大変だったね・・」
「なんと気の毒に・・・」
二人に同情された。
とめなかった俺もわるいんだけど ここまでになるとは思わなかった。
ただ、町長のデカグラスが大活躍したのは いうまでもない。
おへそを出して床に寝ころんでいる仲良し町長ズをソファーに寝かせて
ミマファとブンセさんにもシチューを試食してもらった。
「おにいさん わたしシチュー好き!」
「クリーミーですね! おいしいです!」
こちらも大絶賛だった
これなら今日もきっとうまくいく。
町長ズは寝かせたまま店に行き開店準備を始める。
店の前では開けるまえから長蛇の列ができた。
前回の学者風の男性もいる。
護衛を2人連れてふわふわパンを買ってくれた少女は今回 護衛を5人連れてきている。
にぎやかだった冒険者たちもいる。
剣を抜いて牽制してた冒険者もいる。
さあ 今日も商売始めるぞ。
「ルフダンワ亭 開店します」
「「いらっしゃいませ!」」
「カレーと新メニューのシチューです。どちらも銅貨20枚です。どっちも大盛です。
前回カレーを食べた方はシチューもどうぞ。おいしーですよ」
「パンは1個銅貨10枚です。お一人様10個までです」
「新商品のクッキーとチョコレートもありますよ」
ミマファ親子が売り子を頑張ってくれている。
このときチョコとクッキーの値段を言い忘れていた。
「俺はカレーをたのむ!」
「せっしゃはシチューをたのむ!」
「おいどんは前にカレーを食ったからシチューをたのむ!」
それぞれ注文して食べはじめた
「うめー! 俺このまえカレー食えなかったから楽しみにしてたんだよ! こんなにうまいとはおもわなかったぜ!」
「せっしゃもまえにカレー食えなくてカレーにしようと思ったんだがシチューが気になってな! こっちもうめーぞ! 並んだかいがあった!」
「おいどんはカレー食ったから今日はシチューにしたがどっちもうめーよ! 比較できねーぜ!」
「比較できねーだと それじゃギルド裏こいやーがてきねーじゃねーか」
ギルド裏こいやーがギルド裏できなくて嘆いている。
いいんだよしなくて。
仲良く食べてくれよ。
その隣では・・・
「俺、シチューを食べるよ!」
「俺が、食うよ!」
「いや、俺が食う!」
「いやいや、俺が食うよ!」
「みんな未知の料理を食べたがるね。僕は食べないよ」
この光景どっかでみたような・・・
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