第22話 初商売を終えて
第22話
用意したものは全部売れた。
馬車の助太刀の礼金と合わせると結構な金額になった。
これで仕入れもちょっとレベルアップできる。
今度は2日後に来ることにした。
店舗をいくつか探しておいてくれるとのことでその中から選ぶためだ。
町からでて自転車に乗った。
帰ろうとおもったのだがレベル15で止まっているので
いい狩場がないか調べることにした。
やっぱりレベル上げをしたいよな。
とりあえずレベル20を目指したい
町から北東にいったところに森があることを「ギルド裏にこいやー」
と叫んでいた冒険者から教えてもらったので行ってみることにした。
北東の森に入り
遠くから見るとオーガがいた。
強い魔物がいる森で間違いないだろう。
今日のところは下見なので魔物とは戦わずに見つからないように森を出た。
次はここでレベルを上げることにしよう。
装備も「硬い棒」だしヨロイも盾もない。
さすがにオーガ相手に防具なしは怖い。
剣道の防具を買ってみるか。
それともラグビー防具がいいか。
それと万が一のために催涙スプレーを用意しておこう。
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自転車で街道を走る。
目立ってしまうかもだが構わない。
町長を助けるときも秘書ズが戦ってるところへ自転車で駆け付けたしな。
地球に帰える前に村に立ち寄り
鍬とスコップをガーリコシマ村長に渡した。
村にはお世話になってるので恩返しをしようと
安い鍬とスコップを1つずつ買っておいたのだ。
リサイクルショップの安物だけど。
「これよかったら使ってください。故郷の農具を持ってきました。
使い心地が良ければもっと用意しますので」
使い勝手が良ければ複数用意することを伝えると
「使う前から分かりますじゃ。これはすばらしい農具ですじゃ。
わしらの鍬やスコップは木ですからの。わしはガーリコシマですじゃ」
ガーリ村長は鼻息荒く鍬とスコップをブンブン持ちあげる。
「わかりました。お世話になってますからもっと用意しますね」
「ありがとうございますじゃ。畑仕事がはかどりますじゃ。わしはガーリ・・・」
と感謝していた。
ミマファの家に行き
「実は町に店を持つことになりました。お母さんとミマファに手伝ってもらいたいんだけど どうかな?」
「わたしたちが町でお店を?」
「うん。町で商売したんだけど一人だと大変で」
「わかりました。お手伝いさせてください」
「お兄さんを手伝よ」
「ありがとう」
「ヘイサクお兄さん お母さんの名前知らないでしょ」
といわれ母の名前はブンセと教えてくれた。
いままで聞くに聞けなかったんだよ。
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