第23話 ミマファ親子に自転車を
第23話
ミマファ親子にアルバイトを頼んだ。
2人の移動手段を考えことにした。
地球の物置に帰ってくると
異世界で手に入れた通貨が日本円に変化していた。
銅貨は100円に
銀貨は1万円に
金貨は100万円に代わっていた。
確認のため日本円をもって異世界にいくと異世界の通貨に変わった。
金銭は等価のようだ。
これはありがたい。
初日の売り上げは
ビー玉10 銅貨10枚x10=銀貨1枚 が3倍値段で売れた 銀貨3枚
拡大ルーペ10 銀貨1枚x10=銀貨10枚
ステンレスボール10 銀貨1枚x10=銀貨10枚
ステンレス包丁10 銀貨1枚x10=銀貨10枚
ガラスコップ10 銀貨1枚x10=銀貨10枚
合計銀貨43枚=43万円
売り物のレベルアップを考えたがレベルダウンでいいかもしれない。
ここにカレーの売り上げをプラスすると1杯 銅貨20枚 x50 = 銅貨1000枚(銀貨10枚=10万円)
香辛料の料理ということで強気の値段設定にしてみたけど
完売になったのでよかった。
一日で53万円になった。
日本にいる時と比べてすごい収入だ。
助太刀の礼金 金貨1枚=100万円 もある。
とりあえず今回販売した品物は開店記念限定ということにして次回からは取り扱う商品をかえることにしよう。
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2人の移動手段を何にしようかと考えた結果
リサイクルショップで5段ギアの自転車を大人用と子供用を買った。
ほんとは中古のリヤカーを買って自転車に取り付けて2人を乗せて町に向かおうと思ったが自転車の乗り方を覚えてもらったほうがいいと思ったからだ。
自力で行き来してもらえれば楽だから。
「よし2人に自転車の乗り方を教えに行こう」
ーーー
翌日、
物置の中で異世界と地球の通貨が変化するのが分かったが
紙幣の番号を見てみると、すべて違っている。
たぶん偽造とかではなく流通している紙幣番号だと思う。
しかし、使えない紙幣だったら大変なので銀行で調べてもらった。
「流通している紙幣で間違いないですよ」と言われたので安心した。
村に着き2人に自転車を渡して説明をした。
「これがジテンシャなんだね」
「まぁ これをわたしたちに?」
「すこし練習すればすぐ乗れるようになるから」
いちおう安全対策のため防犯ブザーと催涙スプレーを自転車につけておいたのでそれを先に説明する。
「もし何かに襲われたらこの紐を引っ張って。すると・・」
ピー!ピー!ピー!ピー!ピー!ピー!
耳をつんざくような大音量でブザーが鳴り響く。
催涙スプレーも説明する。
「このスプレーは顔にかけると目と鼻が激しく痛くなる道具で人にも魔物にも効果があるから」
動物にも効果があるんだから魔物にも効果あるはず。
一通り説明して危険な時の対処の仕方も話した。
「わかったお兄さん。ありがとう」
素直ないい子だ。
「すごい魔道具を搭載してるんですね」
お母さんのほうは魔道具と思っているようだ。
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