第21話 お店を探してもらう
第21話
カレー騒動が収まって少しすると町長が来た。
「ヘイサク殿。やってるね。商売はうまくいってるかい?」
「町長。おかげさまで品物も料理も完売しました」
半日かからず完売したというと大盛況だなと驚かれた。
冒険者たちがカレーで殺し合いになりそうになって大変だったけど。
町長がきたのでボールペンとメモ帳を開店記念品として渡した。
「これ開店記念にどうぞ。これはインクをつけなくても文字をかけるペンです。こっちは持ち歩けるメモ帳というやつです」
品物を買ってくれた人に開店記念として配っていた。
町長にもあげた。
「これは!インクなしで自在に書ける。このメモ帳とやらは小さいが良質な紙だ!」
「これはすごい便利だ!」とボールペンとメモ帳でも驚かれた。
異世界では羊皮紙や羽にインクをつけて書くタイプなので持ち歩きに不向きだそうだ。
「これならどこでもメモを取れて仕事がはかどる」
と喜んでいた。
「ヘイサク殿。お店の件なのだが明後日までに数店舗みつけておくから、その中から気に入ったところを選んでくれ」
さすが町長仕事が早い。
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
「まかせてくれ」
町長は満面の笑みで親指を立てた。
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