第19話 町長の提案

第19話


町長の話だと店にかかる年会費は町長のほうで支払うので問題ないという。



「店にかかる年会費は私のほうで支払う。売り上げの一部を収めろとも言わない。

縛るようなこともしない。ほかの町で商売したときは移動してかまわない。自由に商売してほしいのだ。私は町長として町を良くしたいと思ってる」



「わかりました。そのご厚意うけます。サーゼリ村はここの領地なんですよね。あの村にはお世話になってますから。こちらこそよろしくお願いしますね」



「ああ。サーゼリ村は領主様が納めている領地だ。ヘイサク殿。ありがとう」



町長と握手をかわして町でお店を持つことになった。


しかし町長に店を用意してもらうまでは露店で商売だ。


お店を用意してもらい年会費も出してもらい何かあったら仲介もしてくれるんだから売り上げの一部を町長に収めたほうがいいだろう。


町長と秘書ズの服がツギハギだらけにならないか心配でもあるし。


それに町長のところはもっといいものを食べてもらいたい。



「よ、よかったらお二人もワインいか-----「「飲みます!絶対に(確実に)飲みます!」」------」

あのときのやり取りが頭に浮かぶ。


秘書ズが不憫すぎる・・



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