第5話 異世界に泊まる

第5話


夕飯をいただいて空き家を貸してもらい眠った。


サーゼリ村には宿屋がない。


あったとしてもこっちの世界のお金がないから泊まれなかったけど。


ミマファの父親は村を守るため魔物と戦って命をおとしたそうだ。


今は母親と二人暮らしということでさすがに俺が泊めてもらうわけにはいかない。


「泊まってください」


と言われたが遠慮した。



村に空き家があるとのことでそれを貸してもらったのだ。


朝になりミマファが起こしに来た。


「お兄さん。おきてるー?朝ごはんできたよ」

「はいよ。起きてるよ。ありがとう。今いく」


朝食をいただいたがやっぱり味が薄い。



村の食料事情を聞いてみた。


この村は土地がやせていて作物が育ちにくいらしい。


人口が少ないので飢えるまでにはならないが備蓄するほど作物は育たないとのこと。


ミマファが森付近に野草を取りに行ったのも食べれる野草を摘むためだった。


これは現代世界に調味料を買いに戻ったとき、やせた土地でも収穫できる作物を持ってきてあげたほうがいいな。



朝食後ミマファとおしゃべりをしたあと、森に向かった。


入り口付近で魔物を狩ることにした。


森の中に入って強い魔物がでてきたら積むからな。


森の中に入るのはもっと強くなってからでいい。



森の周りにはゴブリンとスライムしかいなかったが

1日狩りをしてゴブリン10匹 スライム15匹を狩ってレベルがあがった。


1レベルあがるごとに力強くなっているのが分かる。




---------

ワダヘイサク Lv4 迷い人

強さ40

魔力0


スキル--習得不可

異界の指輪 所有者ワダヘイサク 


効果

特定の場所から異世界に行き来できる 

異世界の言葉がわかる

Lvアップ時ステータス上昇値2倍

---------




レベルがあがるごとに強さが10上がるようだ。




明日は少し森の中に入ってみよう。


村に戻り、ミマファ親子と夕飯を食べて空き家で眠った。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る