第3話 少女を助ける

第3話


異世界物のラノベは友人から借りて読んだので多少の知識はある。


自宅に戻りジュースを飲みながら


「ステータスオープンっていったら画面が出て来るかな。・・・おお!ほんとにでた」


目の前に半透明の画面がでた。


操作してみると


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ワダヘイサク Lv2 迷い人

強さ20

魔力0


スキル--習得不可

異界の指輪 所有者ワダヘイサク 


効果

特定の場所から異世界に行き来できる 

異世界の言葉がわかる

Lvアップ時ステータス上昇値2倍

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おれは迷い人なのか。


そんで魔力0か。


俺の世界には魔力がないからそれが反映しているんだろう。


せつないな・・・。

スキルも覚えられないのか・・・


せっかくの異世界だ。魔法やスキルを使いたかった。


でも、よく考えると異世界にこれるだけでもすごいことだ。

普段では経験できない。



それに異界の指輪・・物置にあった指輪のことだろう。

やっぱり指輪の力で異世界にこれたのか。


Lvアップ時ステータス上昇値2倍ってのはすごいな。

Lvを上げれば上げるほど強くなれる。


ステータスを見れたことで自分を納得させ休憩したあと異世界の森を探索することにした。


しかし、すごい森だ。


「屋久島とかってこんな感じなんだろうか。画像でしかみたことないけど。」



しばらく進むと森の出口が見えた。


近づいていくと女の子が魔物に襲われていた。


頭を抱えてうずくまっている。


腰巻1丁の緑の魔物3匹に囲まれているがまだ攻撃されていないようだ。


これは助けたほうがよさそうだな。


緑の魔物はゴブリンかな。さっきのスライムよりつよそうだ。


スライムを倒したこん棒っぽい棒は持ってきた。


「最初の武器ってなかなか捨てられないんだよな」


少女を助けるためゴブリンと格闘することにした。



しかし、油断は禁物。


こっちに気づいてないんだから不意打ちに限る。


スキルも魔法も使えないんだ。

二足歩行の魔物と向かい合って戦えるかっての。


気配を消して近づき背後からゴブリンを叩く。


ドガッ ドガッ


2匹を叩き殺したが、1匹に気づかれ距離をとられた。


腰巻1丁がこちらを睨んでいる。


「くそっ 腰巻1丁め かかってこい」


挑発しても向かってこないので


ゆっくり近づきながら 「あれ?」 という感じでゴブリンの後方をのぞき見る。


するとゴブリンもつられて後ろを見た。


チャンス!


いっきに距離をつめてゴブリンに棒を振り下ろす。


ドガッ


ゴブリンを倒した。


ゴブリン弱いんだな。



頭にメッセージが流れる


「レベルがあがりました」


またレベルが上がった。


おっと。少女は無事かな。


「あの、大丈夫?」


「え?あ、魔物は?」





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