俺の担当アイドル、ダンスも歌も完璧だけど愛が重すぎる!?〜毎日家に迎えにくるし、予定も全部知られている件〜
モツゴロウ
第1話 なにかがおかしい朝。
「おはようございます、プロデューサー」
「……おはよう、夕凪さん」
家のドアを開けると、そこにいるはずのない俺の担当アイドル。
……おかしいな。今日は事務所に集合する予定だったはずなのに。
「今日はいつもと違うスーツなんですね」
ほとんど同じスーツのはずなんだけどなんで分かったのかな?匂いとかかな?
戸惑う俺を無視して目の前の美少女は続ける。
「昨日の夜は大丈夫でした? T局のディレクターと飲み会だったんですよね? あの人、いつもわたしのことをいやらしい目で見てきて気持ち悪いんです。話も長いし。この間も話しかけてきてすっごく不快でした」
「……俺、昨日の予定教えたっけ?」
「あなたのことなら大体分かります。昨日も夜遅かったでしょう? お疲れさま。わたしのためとはいえ嫌いな人との飲み会は大変ですよね。わたし、もっと頑張ってプロデューサーがあんなヤツに頭を下げなくてもいいくらいになりますから。プロデューサーと一緒ならわたし、頑張れます」
「お、おう……ありがとう……?」
「お礼なんて言わなくて良いんです。プロデューサーとわたしは一心同体なんですから」
「……」
彼女の言うことがうまく理解できない。だって俺と彼女は――
「――ね。プロデューサー? わたしたち、ずっと一緒ですよね?」
少し前に会ったばかりのはずなのに――。
──
ヤンデレアイドル爆誕!
よろしければ応援、⭐️をポチッとお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます