第7話
トイレで警備員を眠らせ
その警備員から警備服を強奪し
そのまま上から警備服を着て変装した
眠らせた警備員の顔にそっくりなマスクを30秒くらい掛けて作り上げ
それを被った
身分証を偽造してあるし
まぁバレないだろぅ
トイレから出て
目当ての“マリアの涙”が置いてあるロビーへ向かった
ロビーには50人くらいの警備員と
金庫の中にまた金庫みたいな感じで
それが何回か続いて居る金庫が置いてある
「こちらユーゲント位置に着いた」
警備服の内ポケットにミリサイズのマイクに小声で話しかけた
「こちら情報部930...了解..アル・シャームも位置に着いた」
「了解」
あと少しで始まるな
はぁ...吐きそう
武器とか色々身につけたり
服を4枚重ねて着ていて
めっちゃ暑い
「こちらユーゲント...応答せよ」
「こちら情報部911...どうした?」
「カウントダウンを求む」
「了解」
時間をミスったら
死を意味する
少しでもミスを減らすしかない
「30.29.28.27.26.25」
落ち着けユーゲント
今回はCIAの奴らも居る
ミスったら命取りだ
「16.15.14.13.12.11.10」
警備員や防犯カメラに見えない様に
ワイヤーフックを右手に
煙玉を左手に持った
「5.4.3.2.1」
「カァーンーーーッ」
「なっ停電か!くっ動くなよお前ら!」
停電した瞬間
ハッキングで出口の自動ドアを開き
自動ドア付近に煙玉を投げた
その間...僅か1秒
停電が収まったと共に
防犯カメラの死角に隠れた
「なっ!出口のドアが開いている!しかも煙が..
まさか逃げたのかーーーッロビーに居る警備員は至急外に向かって下さい」
そう言って
ロビーに居る警備員が一斉に外へ向かった
チャンスだ
停電の時に組織のハッカーが金庫をハッキングして全てのロックを解除した
まぁ
何人か警備員が残っているが
小型麻酔銃で眠らした
サムライエッジ(銃)で防犯カメラを使用不能にした
堂々とそのまま金庫に向かって走った
金庫の扉を開き
中にある机に置いてある
“マリアの涙”を手に取り
着いていたGPSを握り潰して
”マリアの涙“をポケットにしまった
「よぉ...また会ったな..ユーゲントさん」
「探偵か...」
「そんな小細工で私を騙せるとでも?」
「流石だな..」
背後から僕の頭に銃を突き付けられた
まぁこの声と気配は夜桜だな...
「さて...着いてきて貰おうか...」
「残念だな...僕1人じゃ無いぞ」
「えっ」
夜桜が後ろを振り向いた
そこには拳銃を夜桜に向けた
組織が作ったマスクを顔につけている白髪の女性が居る
「ーーーッ仲間!」
「振り向いたな...」
探偵の首元に小型麻酔銃を撃ち込んだ
倒れると思いきや探偵が僕の胸に向かって1発殴りにかかった
それを軽く流した
当たったら...骨の2本くらいは無くなりだろうに
「バァァアン!」
「おいーーーッアル・シャームっ撃つなーーッ!?」
「ごっごめんなさいーーーッ」
後輩が鉛玉を打つ前に
探偵を眠らせることが出来た
危なかった....後で叱っとくか
後は撤退だけか
「プランB成功...応答せよ」
「こちら情報部930...車は用意できた撤退せよ」
「了解」
変装を外してすぐさまマスクを着けた
もちろん警備服を脱いで燃やした
金庫の中だから警報などは鳴らない
探偵を抱えて金庫から出た
探偵を金庫から離れた所に寝かせた
右手に持っている
ワイヤーフックで天井にある換気口に掛けた
後輩を担いで上に上がった
警備員が気づいた時には僕と後輩は居なくなっているだろう....
排気口から出て
そのままワイヤーフックを使って黒のポルシェ930ターボ(車)まで向かった
CIAの奴らは跡形もなく後輩が殺ってくれた
平和なんか存在するのか?
まぁ
僕は駒にしか過ぎないのか...
はぁ...って
あぁぁぁああああああ
車のヘッドライトが割れてるぅうう
あっああぁああ
組織になんて言えばあぁああ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます