第6話



探偵が落ちてくる所を予想して

袖の中に仕込んあでる

重い物を軽く持てる様になる機械を作動させた


探偵には見えない様に左手で持って居るワイヤーフックで上に居る三毛猫を掴み落とした

緊急で膨らむ衝撃吸収枕で三毛猫をキャッチし

ワイヤーフックを見えない様に直ぐにしまった


そのまま両手で探偵をキャッチした


その間2秒もない


骨は折れてないよな...


「ーーーッ(落ち着いて私..なんでこんなに緊張が)」

「だっだだ大丈夫ですか...?」

「大丈夫です..そっちこそ」

「あっ..別に..大丈夫です...」

「助けてくれて..ありがとうございます」

「えっあっ...きっきき気にしないでください」


あれっ...これ

側から見たら僕が姫様抱っこしてね!

やばい..あっああぁ


「えっと..僕は帰るので」

「えっあの!待って下さい」


探偵が何かを言っていたが

すぐさま猛ダッシュでそこから離れて

そのまま校門へ向かった


あの枕は組織が作った物

後で勝手に絞んで

空の缶コーヒーに変わる(見た目が)


早く帰ってミッション内容を確認しないと


「さようならぁ」


先生の前ではゆっくりと歩いてお辞儀をする


帰宅途中に朝あった..僕からスマホを没収した先生と遭遇した

そのままスマホを返してくれた


データは戻ってるな..よし


先生から30秒くらいの説教を受けた

まぁ

何も覚えてないが


バス停まで時速50kmくらいのスピードで走った


革靴だし制服だし...走りにくいなぁ


ちょうどバス停にバスが停まっていた

定期券を走りながら取り出して

そのままバスに乗った


乗客は僕含めて7人だ


10分くらい乗った後に

降りるボタンを押して

バスから降り

スマホでメールを確認しながら

アパートまで走った


えーと

予告状を東京第一博物館に送ったから

あとはミッションだけだ

今回の目的は

“マリアの涙”

海でたまたま見つけた

高密度のブルーダイヤモンド

ローテ・カクレがこの宝石を欲する

武器は家に送った

後は向かうだけだ


by上司


はぁ

無茶な...どのくらいの大きさのブルーダイヤモンドだ?


僕はインターネットでマリアの涙って調べた


1200カラット!?

大きすぎるだろ

大きめの服を着るか...

ポケットも大きくして


ちゃんとGPS遮断ケースも用意しないとなぁ


アパートに着いて

玄関に置いてある段ボールから武器などを取って

中に入った

制服を脱いで

そのままいつもよりも一回り大きい服を着た

ポケットは合計20個以上ある


ワイヤーフック3つ

サムライエッジ(銃)1つ

弾6発分

特別弾4本


仮面と組織から送られた武器やアイテムを入れて

あと...

あぁ

小型麻酔銃と煙幕


こんぐらいでいいか...


現地集合か...

ミッション開始まであと2時間


ミリサイズのマイクをネクタイの裏側に取り付けた

バレないだろ

金属探知機やGPSを混乱させる機械もネクタイの裏に取り付けた


重いな...


此処から電車などで40分くらいか...


そのままアパートから出た

もちろん鍵は閉めておいた


時速60kmくらいのスピードで近くの駅まで

走った

この靴...走りやすいな..やっぱ


組織が鍛えてくれたお陰で

まぁこんな早く走れる


死に物狂いに鍛えていたからな


5分くらい掛けて近くの地下鉄の駅に着いた

階段を物凄いスピードで降りて

スマホの中に搭載されて居るSuicaでホームまで走った


そこから20秒くらい待ったら電車が来た

この電車1本で東京第一博物館に着く

まぁ30分は掛かるけど


スマホで組織と連絡し合った

今日..学校で起きた事などをまとめて送った

まぁ都合が悪い所は隠したけど...バレなきゃ大丈夫しょ...


しばらく開いた席で座りながら

東京開院高校の口コミを眺めてた


評価

星4.9


0.1は何だよ...


なんか闇が多そうだな


ん?

評価星1

この学校に通った弟が

周りにいる生徒にいじめで殺されてしまった


えぇ

なんか...まぁ

いつの時代でもいじめってあるんだな...


何とも言えない気持ちで僕は電車を降りて

東京第一博物館に向かった


そういや

CIAの奴らも来るのか?


歩きながらスマホを開いた


組織に伝えないとな

“メールでCIAが関わる”って組織に送った


組織からは始末せよ返された

えぇ


あんま人殺しとか割に合わないのに...


“余り手を汚したく無い”と組織にメールで伝えた

組織からは

“そうかならアル・シャームに任せる”と返ってきた


後輩にやらせるのも余り乗らないなぁ

でも後輩に聞いてみるか


僕は後輩にメールで

組織との会話内容をそのまま伝えた


後輩からは“CIAですか...良いですよ!”と返ってきた


CIAの始末は後輩に任せることにした


東京第一博物館に

僕は着いた


予告状を送ったため

何十人かの警備や

物凄い数の最新防犯警備

そしてCIAの車は見えた


さてと

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