第2話
今回はその1人について話していこう。
【
彼が心霊案件の発生時の問題解決担当者である。
俺が発見した場合、彼へと電話連絡し彼がそこに出向き問題を解決すると言う流れとなる。
彼と一緒に現場を廻ることもあるが、基本は俺が確認後に彼が向かう事である。
勿論、問題解決はまた別途に料金が掛かるのでそこは
そして、彼は俺の悪友の一人だ。
小学校からの付き合いで一般的に言う所の幼馴染である。
実は、彼の紹介で今の会社に入社した。
俺は前の会社で先輩に濡れ衣を着せられ退社するしかない状態となった。
その時、転職先として
うちの社長に電話1本懸けて「有望株を紹介するからそいつを入社させろ」の一言で俺の入社は決まった。
こいつには本当に感謝している。
頭が上がらない・・・事は無いな。
居酒屋でことの
そして、決まったから何時から行けるか教えろだって・・・
行先が直ぐ決まったのは正直有難いが、条件とか色々吟味しないと解らないだろ?普通・・・
今の待遇に満足しているので今は不問としよう。
彼は高校の時に1カ月ほど神隠しにあった。
捜索願も出され大騒ぎになったが、ある女性を連れて戻って来た。
凄い美人で名前を【シルビア】さんと言う。
車みたいな名前だが、ギリシャ神話に出てくる美しい女性と同じ名前と言った方が彼女の美貌からシックリ来るかもしれない。
周りからは駆け落ちしていたなどと騒がれたが、事実は小説より奇なりとはよく言ったものである。
幼馴染の親友と言う事で事実を教えてもらったが驚く以外何もなかった。
彼は神隠しの期間に異世界へ行き勇者をやっていたそうだ。
そして、魔王討伐へ
そう、シルビアさんは元なのかは知らんがその時魔王をしていたのだそうだ。
戦いながら口説き落とし連れ帰って来たとのこと。
実に龍翔らしいと俺は思ったよ。
信じられないって?まぁ信じる信じないはお前次第だ。
俺は魔眼が嘘ではないと言っている気がするし、龍翔が嘘つく奴ではないことは昔から知っている。
丁度今から彼と居酒屋で会う約束をしている。
今度お前にも合わせてやるよ。
見かけ坊主だけに坊主頭で
元魔王ですて言っても信じてしまいそうな見掛けだぞ。
と言う事で俺は帰るわ~お疲れさん。
★~~~~~~~~~~~~~~~★
「亮太やっと来たか!!」
「おう、お疲れさん」
「じゃあ早速飲み物を先ず注文するか~店員さんすみませ~ん!!」
「じゃあ乾杯するか!亮太お疲れ~かんぱ~い!!」
「龍翔お疲れさん、乾杯!!」
「コーラうめ~~~!!」
「お前その見掛けでコーラとか・・・酒飲め、酒!!」
「あまえ・・・知ってて言っているだろ!俺は
「それであいつはまだ来ないのか?」
「遅れるってメッセージ来てたぞ」
「そうか」
次はもう一人の悪友を紹介しよう。
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