314 女子とは言え
ダッツの恋愛相談も一段落したので、屋上から帰ろうとしたら……
なんかあるんか?(。´・ω・)?
***
「ヤベッ。飯喰って、喋くってたら、6時間目まで終わっちまったな。そろそろ帰るか」
「あっ、うん」
「うん?なんだよ?やけに生返事だな」
「あっ、あの、あのね倉津君。最後に1つだけ聞いて良い?」
「うん?なんだよ?改まって」
「あっ、あの、あのね。くっ、倉津君って童貞?」
「はぁ?」
オイオイ、なんの話かと思えば。
マジで急に、なんの話だよ?
「おい、ダッツ。それ、どう言う質問だよ?」
「あっ、あの、別にね。他意は無いんだけど。奈緒さんとはHしたのかなぁ……とかとか」
意外と俗っぽいんだなコイツ。
まぁよぉ、別段隠す様な話でもねぇから、話してやっても構わねぇんだがな。
なんでオマエが、そんな事を気にする必要があるんだ?
「いやまぁ、童貞ではないな。んで、奈緒さんの件は言えねぇな」
「だよね、だよね。そうなっちゃうよね。……じゃあね。もぅ1つ聞いても良い?」
「なにが『じゃあね』なのかは良くわかんねぇけど、なんだよ?」
「あっ、あのさぁ、Hするのって気持ち良かったのかなぁ……とかとか」
「へっ?いや、ダッツよ。その質問を俺にする事自体、なんか間違ってねぇか?」
「どうして?童貞じゃないんだったら、そう言うのも解るんじゃないの?」
「いや、それ以前に、オマエと、俺じゃあ性別が違じゃんかよ。俺、女じゃねぇから、女の感覚はわかんねぇんだけど」
「あっ、そっか」
「まぁけど、多分、気持ち良いんじゃねぇのか?」
「そっか、そっかそっか。気持ち良いんだ」
「オイオイ、なんだよ?そんなに興味有るのかよ?」
「えっ?あっ、あの、そっ、そうじゃないんだけどさぁ。どんな感じかなぁとか思っちゃって……ねぇ」
ぷっ!!女子でも、ヤッパHには興味があんだな。
だったら、この辺は、山中の言った『男女性欲比率均等』が正しいってこったな。
しかしまぁ、真面目な津田が、そんな事に興味が有るとはな。
「そっか。じゃあ、そこまでダッツがHに興味があるんだったら、男性視点で、女性がどうなるかを克明に説明してやろうか?」
「えっ?えっ?男性視点で克明にって、どういう事かな?」
「いや、だからよ。男から見た女性器の広がり具合とか、音とかよ」
「えっ?えっ?えっ?そっ、それって、セクハラだと思う」
「いやいや、セクハラも、糞も、オマエが、最初に聞いて来たんじゃねぇかよ」
「あぅあぅ」
自分で言って困ってやんの。
「なんだよ?聞きたくねぇのかよ」
「あぅ。じゃあ、それとは違うので、1つだけ質問」
結局は聞くんかい!!
「じゃあ、なんだよ?」
「あっ、あのね。ホントに、全部入っちゃうのかな?とかとか」
ぷっ!!あはははははははっはっはっはは……
なにを聞くかと思えば……
「あぁ、全部入るな。根元までズッポリ入っちまうな」
「ねっ、根元!!……そっ、それって痛いかな?痛いのかな?」
「そりゃまぁ、無理矢理、そのまま捻じ込みゃあ、痛いだろうな。つぅか、それ以前に入らねぇだろな」
「だよね、だよね」
「あぁけどよぉ。愛撫さえキッチリして貰えば、女は愛液が出るから、そこまで痛い訳じゃねぇんじゃねぇか?まぁ、その辺は良くはわかんねぇけどな」
「あっ、そっかそっか。潤滑油代わりだよね」
「そそ。それによぉ。もし愛撫で濡れなくてもよぉ。男はクンニ。女はフェラチオすんだから。それなりにお互い濡れるんじゃねぇか」
「えぇっと……クンニって何?」
フェラチオの呼び名は一般的に有名だが、クンニリングスの知名度は、そんなに高くないか。
まぁなんか、文字通り淫猥な言葉だもんな。
真面目な津田が知る由もねぇか。
……ってか俺、屋上で、なにを真剣に語っとんじゃ?
「あぁ、まぁなんて言うか、解り易く言えばあれだ。男が、女のアソコを舐める行為だ」
「えぇぇ~~~っ、あんなとこ舐めちゃうんだ。汚いよぉ」
「あほ。女だって、男のアソコを咥えんだから、同じだよ同じ」
「あぁ、そっかそっか……あっ」
此処で津田は体を震わせた。
この様子から言って、どうやら、本格的に冷えてきたみたいだな。
じゃあ、そろそろ潮時みたいだから、話を終わらせるか。
「オイ、ダッツ。そうやって疑問があるのは結構だけどな。いつまでもツマンネェ事バッカリ聞いてないで、そろそろ、マジで帰るぞ」
「あっ、うん、そっ、そうだね。……あぁでも最後に1つ」
まだあるんかい!!
……ってかオマエ、さっき1つだけって言ってなかったか?
気のせいか?これは俺の気のせいなのか??
「もぉ……なんだよ?」
「あっ、あのさぁ、良く濡れる子ってHなのかなぁ?」
「さぁな。それに関しては、個人個人の体の作りとかが有るから、一概に言えねぇんじゃねぇか」
「あぁうんうん。だよね、そうだよね」
なにを納得してんだコイツは?
まぁ良いや。
放っといたら、コイツ、いつまでも喋りそうだから、もぉ先に降りよ。
「オイ、津田。早くしろよ。マジで先に帰んぞ」
「あっ、うん、待って。直ぐに降りるね」
そう言って津田は、階段の縁に手を置いて、下に降りようとする。
だが、俺は、この時点ではスッカリ忘れてたんだが……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【後書き】
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
女の子とは言え、そっち関連の話に興味があるのは仕方がない事。
恐らくこれは、ダッツちゃんじゃなくても、男女問わず中学生ぐらいの未成年なら、誰でも興味があると思います。
まぁ密かに倉津君は、露骨な事を言おうとしていた気配はありましたが(笑)
さてさて、そんな中。
先に屋上の一番高い位置から『先に降りた』倉津君。
無意識の内に、なんか忘れてませんか?
その不用意な行動が仇となって、アクシデントが次回起きる!!
なので、そこが気に成りましたら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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