第一章・第四話 悪戯な妖精は忘れた頃にやって来る
337 ちょっとした女子達の変化
第一章 第四話 【悪戯な妖精は忘れた頃にやって来る】が始まるよぉ~~~♪
(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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004【妖精は忘れた頃にやってくる】
この困窮した糞忙しい中。
また思いも掛けない所から新たに余計な依頼が入った。
しかも、しかもだ、その余計な依頼ってのが、なんの事はない、ベースの演奏なんだよな。
けどなぁ、この依頼ってよぉ。
『余計な』って言葉が付く位だから、俺が求めている様な正規バンドのヘルプじゃなかったりするのは言うまでもなく、通常では考え難い、全く持って異質な依頼。
それ以前にだな。
タダでさえ、女子達全員の生活管理をしてテンテコ舞になってる俺にとっては、とても、とても『依頼を受けれる状態じゃない』とは、思っていたんだが……
またしても神の祝福か、悪魔の悪戯か。
何故か、この一風変わった依頼を受ける羽目になった。
もぅな、此処まで来たら、なにが起きても、なにをされても『なにも感じなくなってくる』ってもんだ。
俗に言う【人生の無痛症】って奴だ。
そんで、その事件は……雛鳥の糞くだらないホームルームが終わった直後に起こった。
***
あぁっと、その前にだ。
まず、前回の結果から、少し話しておこう。
話を振っておいて、投げっ放しは良く無いからな。
あの武藤から師事を受けた、次の日。
俺は、モジャモジャから受け取った『彼女達の未来予想図』を、各人、教室に呼び出して、女子達全員にグラフィックを見せながら、個人面談をした。
けど、それを見た彼女達は、自分達の秘められた可能性に驚愕する事になる。
何故かって言うとだな。
自分の理想体型を見れるのは勿論の事なんだが、あのCGデーターって言うのが思った以上に完成度が高くてな。
回転・縮小機能が付いてるのは当然の事。
その他にも360度、どの角度からでも、自分の体型が確認出来る様な代物だったんだ。
しかもな、CG上の彼女達の顔には、あの武藤の指定で薄っすらとナチュラル・メイクが施されている。
単純に見ても、可愛さは20%増しになっている訳だ。
だから、これを見て喜ばない女子は居ない。
勿論、これ自体は、ヤル気や、テンションアップを図る為にやった事なんだが、このCG見せは思った以上に効果が有った様だ。
これは、俺個人の推測の域を超えないんだが……彼女達は、このCGに、キッチリと自分達の未来を重ねてくれたのだろう。
まぁ、その効果のお陰でだ。
ダイエットが開始前までは、あんなに嫌がってた体重報告も、今では、自ら告知して来る様になってるんだよな。
それどころか、此処最近では、男子の目も気にせず、体重の減りを嬉しそうに語ってくる様にすら成っている。
でな、そん時の女子連中の嬉しそうな顔ったらなくてよ。
まぁ此処に関しては、俺なんかでも、なんかの役に立ってんだなって思える訳だ。
その上でだ、その喜ばしい毎日の彼女達の変化データをパソコンに入力。
完成したデータを実家からインターネットを通じて、栄養学士の上島次郎の元に送っている。
そうするとだ。
数時間後には、上島次郎のオッサンから修正点を書き記したダイエット方法が送信されて来て、俺、自らが、それらを彼女達の家にチャリで届ける。
これが此処一週間続けている、俺の毎日の日課だ。
(↑此処までが、前回からの経過発表だ)
まぁ……そんな多忙な日々なお陰で。
正規でやるべきバンドのメンバー集めの方は、一切、手付かずな、トホホな休止状態になってるんだがな。
ホント、とほほだよ……
(↑んで、これが恒例の愚痴)
つっても、文化祭までの、高々数週間が休止状態に成るだけの話。
彼女達の喜ぶ顔が見れるなら、それは、それで有りかなとも思い始めている自分が居たりして。
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【後書き】
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
前回に引き続き、今回も文化祭編の下準備をして行ってる訳なのですが。
まだ、なんとなくではありますが、全体的に上手く事が運んでる様子ですね。
そんな中、倉津君は、その文化祭とは別に、どんな依頼を受けたのでしょうね?
次回、その辺が明らかに成って行きます♪
なので良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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