こころ
Unknown
こころ
俺の体はほとんど動いていない。だが心は物凄く忙しくて、目まぐるしく動いている。急に死にたくなったり悲しくなったり泣きたくなったり消えたくなったりネガティヴになったりヒステリックになったり他人を攻撃したくなったり、本当に自分の幼くて弱い心が嫌になる。もう肉体的には27歳だが、心は肉体と乖離しているから、かなり幼い。
27歳にもなってリストカットしてたら恥ずかしい。という認識はあるが、俺は今もたまに包丁で腕を切る。タバコで腕を焼く。なかなか大人になれない。成長できない大人は惨めだ。
俺は他人をよく傷付ける。全てにムカついて、意図して他人を傷付けることもあるが、大抵は無自覚のうちに傷付けてしまう。その度に猛省して死にたくなる。(でも結局死なない)
今日は、榛名湖という湖に行ってきた。雄大な自然に触れると、俺の心は少し安らいで、癒された感覚があった。
榛名湖の自然に触れて、俺の不安定な心はニュートラルな位置に戻ってきた気がする。
俺は死にたい気分になった時、がんばって外に出て自然と触れ合うようにしている。自然の中に身を置くようにしている。
俺の心の原風景は田舎だから、緑の多い場所や水のある場所は何となく心が落ち着く。
逆に、都会は全く心が休まらない。都会に生きている人はみんな急いでいるように見える。みんな急いでいる。俺はそれが好きじゃない。
田舎には、そもそも人がいない。俺しかいない。ただ、植物や動物や水や山がそこにある。そういう場所に身を置くと、なぜか心がとても安らぐ。
俺が行った湖の写真は、このあと近況ノートに貼ろうと思う。
◆
失ったものの数は数え切れない。
大切なものを今まで何個も何個も無くした。
その度に強くなれたかと言えば、全くそんなことはない。俺は学習能力が低い。
幸い、俺の周りには人がまだ居てくれる。きっとその人達と深く関わったら、俺の嫌な部分が目について、離れていく。今までそんな事の繰り返しだった。
失敗を何度も繰り返しても、俺の根っこは変われない。人間はなかなか変われないっていうけど、それはきっと本当だ。人間の本質は簡単に変えられるものじゃない。
自分の卑しさを俺は分かっている。
分かっているのに直せない部分が多すぎて、俺は自分が嫌になって、短絡的に腕を切ったり焼いたりした。本当に自殺する勇気なんてないくせに、「自殺する」と言ったりした。
無傷のまま生きられる人間なんてこの世に1人もいないことは分かっている。
だけど俺は他人を傷つけた回数があまりにも多くて、こんな自分が嫌になる。もう人と関わらないほうがいいと何万回も思った。
だけど結局俺は今も人と関わっている。
結局その源流は性欲なんだろう。
俺はとてつもなく浅ましい。じぶんが気持ち悪い。
おそらく俺はセックス依存症に陥っている。
◆
今、俺は「いちごオーレ」を飲んでいる。とても甘くて美味しい。俺は何事も甘いのが好きだ。でも自分に必要なのはけつを引っ叩いてくれるような人なんだと思う。競馬場で走る馬が俺だとして、俺のけつをムチで叩いてくれる人が必要だ。
子供の頃のまだ何も知らなかった頃の自分にたまに帰る時がある。そういう時に俺は喜びを感じる。
例えばロックを聴いて、そのバンドを好きになって、ライブ会場に足を運んでライブを聴いてる時、俺はきっと少年のような目をしている。
単純に「かっこいい」ものを聴いて、俺の心はガキの頃に戻っている。
子供の頃、死にたいなんて一度も考えたことはなかった。
16歳の時、初めて死にたいと思った。そのまま、生きてるのか死んでるのか分からないまま27歳の大人になった。けれど全く心はついてこない。
俺が年齢相応の心になるには、きっとかなり時間を要する。
もしかしたら死ぬまでずっと大人になれないかもしれない。
それはしょうがない。牛歩だ。俺はゆっくり歩くしかない。世の中の歩き方すら、まだ知らない。
俺の周りには何故か優しい人が多い。その人たちを失望させないような生き方を俺はしたい。
おわり
こころ Unknown @unknown_saigo
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