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お次は作業小屋で梱包作業やビニールハウスを見てもらいました。
みんなが収穫した白ねぎの箱詰めですね。
まずは白ねぎの根を剪定ハサミでチョッキンチョッキン。
長い葉を葉切り包丁でバッサリ。
そして、エアーコンプレッサーで圧縮した空気を白ねぎにぶつけ、表面の泥や痛んだ皮を剝き、店頭で見られるような真っ白な白ねぎがお目見え。
ここでもエアーコンプレッサーの凄まじい轟音と、奇麗に剥かれる白ねぎにご満悦。
興奮隠しやらぬ歓声が上がっていました。
そして、剥いた白ねぎをクルクル結束テープで束を作り、次々と箱詰めをして、出荷できる状態にして完成。
なお、昨今の値上がりにより、1箱1890円にまで上昇していると説明すると、当然のごとく驚きの声。
そして、箱の山。
白ねぎ農家って儲かるんだぞと、“こちら側”に来ないかとさりげなくアピール。
ふふふ、農家の後継がいないから、どこも後釜や新規参入者の登場を心待ちにしているんですよ。
こういう機会に農家の事を知ってもらって、自分もやろうかと思うように英才教育しておかないとね。
ちなみに農家の間では「2千万 黙っていても 跡を継ぐ」という格言があるように、そのくらいまで稼げるようになれば、割と継いでくれるんですけどね。
自分は新規参入組なんで、自力で始めましたが、まあ道具が一から買い集めるところから入りましたから、結構苦労しましたね。
離農の農家のところから道具や作業場を買い取れたら楽だったんですが、自分はそう言うのが一切ないところからのスタートでしたんで、見てもらった作業場、ビニールハウス、各種機械は全部購入したものばかりでした。
その値段を説明していくと、むしろ引率の先生の方が驚いていましたね。
普通に1千万超える金額ですから。
まあ、商売が軌道に乗って、稼ぎがぐんぐん上がってきたから問題ないよと言って〆ておきました。
各種機械の説明にも目を輝かせていましたね。
普段大型の機械やなんかには縁がないでしょうし、珍しかったのでしょう。
畝を上げる管理機や、苗を植え付ける移植機、種の芽出しをする発芽機など、興味深そうに見ていました。
それと発芽機より取り出したばかりの、白ねぎの赤ちゃんを見せた時には、その日一番の歓声が上がりましたね。
なにしろ、種から発芽したばかりの白ねぎは、本当に糸くずが土に刺さっているようにしか見えないほどか細いのです。
それが先程畑で必死に抜いた白ねぎになるほどに太くて大きくなるのですから、不思議で仕方がないのでしょう。
自分も修行中に味わった経験ですが、子供達の反応はかつての自分を思い起こさせてくれました。
初心を忘れず、発見の連続であるのは、6年目を迎えた今も変わりません。
子供達との交流はそれをしっかりと胸に刻み付けるよい経験となりました。
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