紙袋 de エコライフ☆

 つーかれたぁ~~


 つーかれたぁ~~~


 もう無理ぃぃぃ~~~


 片付けきらーいぃぃぃ!


 本体ちゃんだよぉ~☆


 っとぉ~もう~片付けするのイヤ~なのぉ~


 ひ、ひぃぃ~

 ドッペルさんが睨んでくるぅ… やるぅ、ちゃんとやりますよぉ~… ぴえん~


 でもねぇ~?


 そんなこんなでぇ、なんとか崩れた雑誌類はまとまったのぉ☆


 前回~、すごい恫喝してきたドッペルさんがぁ~、横目で睨むだけで済んでるのはぁねぇ~? シャニーズの記事のファイルがたくさん出来たからだよぉ~☆ けっこうたまってきたからぁ、少しづつ満足してきてるみたいだよぉ~☆


 なんか、専用の本棚?ラック?も買ってきてるしぃ~。すんごいキレイに並べてるぅ~。 ちょっとした推しスペースが出来上がってるぅ~。


 ちょっとさぁ~、畑トモヒロのも並べてくれないかなぁ~…って頼んだらねぇ?


「私の聖域に三次元を入れないでちょうだい」


 って言われたのぉ~…


 シャニーズはねぇ、2.5次元なのぉ?

 普通の人間なのにぃ~?


 ひ、ひ、ひいぃ… ドッペルさんの髪の毛が逆立ってぇ、めっちゃ睨んでくるぅ~


 ちょ、ちょっと逃げよっとぉ… ここでひと段落ぅ~


 …って思ってたらぁ…


 今度はクローゼットの中の

 貰ってきた服を洗濯するってぇ


 夜だから近所迷惑になるぅ~って必死にとめたらぁ~ドッペルさんはしぶしぶ頷いたけどぉ~… なにかが気になるのかなぁ? クローゼットの中を見だしたよぉ~。


 うわぁ、嫌な予感がするぅ~…


 と、止めなきゃぁ~ ドッペルさんが何か見つけかねないよぉ~…


 クローゼットの中を見回すドッペルさんの背中に、おずおずと話しかけるよぉ~。


『ねぇ~、今日はもう休もうよぉ~? 張り切っても良い事ないよぉ~? 聖域(?)でも眺めながらぁ~休みなよぉ~』


 とたんに、スックと立ち上がったドッペルさんんん~! 休むのかなって思ったらぁ、立ち上がったまま俯いて、ボソボソってなにか言ってるぅ…


「…休む前に…見つけました」


『ふぁぁぁん! 何をぉぉぉ~?』


 俯いたままぁ、ボソボソってなにかを言い続けるドッペルさん~。 私の言葉も聞こえてないっぽいいい~…


「よくあるわよね… たしかにあるあるだわ…」


『なんよぉ…』


 くるりと私の方を向いたドッペルさんがぁ、なんか無表情…


『ひ、ひいぃ… 目が座ってるう… 何を見たのぉ…』


 あたしがたずねるとぉ~、ドッペルさんはバッと顔を上げてぇ、ビシッてクローゼットの中をゆび指したよぉ~。


「この! 紙袋の量!!」


『あ~、なんだぁ~☆ うん、よくあるよねぇ』


 思ったより深刻でもなかったぁ☆ 良かったぁ~と思ってたらぁ、ドッペルさんがまたテンションあげてくるよぉ~?


「にしてもね! ありすぎよ! こんなに取っておいてどうするの!!!!!」


『ん~ん~? あらぁ~、ざっと50枚くらいあるねぇ☆』


「むしろ、よくこんなに溜めたわね…」


 テンションが急降下してため息をつくドッペルさんにぃ、逆にあたしの方が元気になってくるぅ~☆


 だってあたしぃ、こーゆー紙袋とかぁ、大好きだからぁ~☆


『もったいないよねぇ~ちょっと買ったもの入れただけなのにぃ~? すごくしっかりした作りの紙袋なのにぃ~? ゴミにするのは勿体なくなぃぃ~?』


「そうだけども…」


『でぇ~、取っておいちゃうわけぇ~』


 てへってなるあたしにぃ、ドッペルさんは更に疲れた顔をしてぇ、無常の一言ぉ~。


「はい、捨てます」


『やだぁ!!! 全然エコじゃなぃぃぃ~!』


「いやあんたね、エコとかの話じゃないのよ! こんだけあってどうするのよ!?並べたら博物館よこれ!?よく見たら全部違うお店のやつじゃない!? 一点物!? 何買いまくったのよ!?」


『んに~?…ナンバ~ワンにならなくても~いい~』


「もーともと~とーくべーつな~オンリーワーン……


 じゃないのよ!? 今は既に虚しく感じるシャニーズネタ引っ張ればいいと思わないで!? さすがに私も悲しくなるわよ!? もう見れないグループなのよ!?」


『ちぇ~、騙されないかぁ~~☆』


 キャッキャと笑っちゃうあたしだけどぉ~、どんどん疲れてきた表情のドッペルさん~☆


「まあでも、もったいない気持ちも分からなくはないわね」


『でしょぉ? お隣さんにちょっとしたお菓子配る時とか~ おすそ分けするときとかぁ~☆』


「は? した事あるの?」


『ん~? 無いぃ☆』


「いい加減な事いうんじゃないわっ」


『ふみゅんんん』


 深いため息をついてぇ、ドッペルさんは腕組みをするよぉ~。なにかを思いついた時ってぇ、ドッペルさんはぁ、腕組みとかするんだよねぇ~☆


「仕方ない… これはリメイクね…」


『ほむ!? あたしの好きなキーワードぉ~!』


 ん?という顔であたしの方を見るドッペルさん~。


 表情がいちいち変わるのぉ、すごく可愛いなぁ~☆


「あぁ、あんた好きよね、そーゆーの。分かったわ。まずはこの紙袋で、仕切りを作りましょうか」


『しきりぃ?』


「そこの私の聖域… もとい、ラックね。色々とグッズの収納したいと思ったのよ。キレイにね、グループごとにね。この余りまくってる紙袋で仕切りを作っておけば、わざわざ箱を買ってこなくていいわね」


『おおおおっっっ』


「ってことで、たまには私の趣味に協力しなさい。あの聖域…もとい、ラックに合うように、エモい手作り仕切り収納ボックスを作ってもらえるかしら?」


『まーーーーかせてぇぇぇ~☆』


「うん… 任せるわ… 得意そうだし… 私、ぶっちゃけ疲れたし…」


『うんうん~☆まずは作り方を調べるぅ!… あ~結構カンタンそぅ~! 重ねてマステして内側に折り込むだけ… 楽しいかもぉ~☆』


「あー…すぐに破れるようなのは作らないでね? そーゆーのはゴミ袋にするからね?」


『おまかせくださいぃぃぃ!!!!!』


「きゅ、急に元気ね…?」


『がんばるぅぅ!!!』


「はい… 任せたわ…」


『ふんふんふ~ん~♩』


「これも一種の、セロリタイム…なのかしらね…」


 うーんんん、ドッペルさんがぁ、なにか訳わかんないこと言ってるけどぉ~☆


 あたしのやる気スイッチ、よく知ってるぅ~! さすが、同じDNAをもってるだけあるよねぇ~!


 さて、まずは色別に紙袋をわけてぇ~っとぉ☆


 …って、あれ、ドッペルさん? 疲れた顔でソファに横になっちゃったよぉ?


 うーんんん~、思ったより疲れてるんだねぇ…?


 よぉし! ドッペルさんが起きた時にぃ、キレイにできてる収納ボックスをたくさん用意してぇ、驚かせあたゃうんだからぁ~☆


 徹夜も怖くないぃ~☆


 じゃ、みなさん~! またねぇ~!

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