ふわふわっとしちゃうんだからぁ~☆

 おっせんったく~っ☆

 おっせんったく~っ☆


 良いお天気の日はぁ~~?


 おっせんったく~っ☆


 v(。・ω・。)ィェィ♪


 こんにちはだよぉ~☆ 本体ちゃんだよぉ~☆ 名前はまだ無いよぉ~(?) 中の人がまだ全然考えてないからだよぉ~(!)


 そんな事はおいといてぇ~?


 あたしねぇ、今まではお休みの日にまとめてお洗濯してたんだけどぉ~、最近はドッペルさんがやってくれるからぁ~、すごく助かってるんだぁ~☆


 でもぉ☆


 お休みの日くらいぃ~、自分でやらないとだよね~☆ 毎日ふたり分のお洗濯してるドッペルさんを~、労わないとなんだよぉ~☆


 えへへぇ☆


 前にぃ~、服のしまい方とかで色々話し合ったのぉ(3話目参照だよぉ☆)


 ちゃーんと覚えてるんだからぁ~☆ 今日はうまくやるんだからぁ~☆


 さてさてぇ~! 洗濯機をかけるよぉ!

 えーとえーとぉ~、ドッペルさんもあたしもぉ、液体洗剤派だからぁ、ここはセロリタイム来ないよねぇ~☆


 柔軟剤もいれてぇ~…って~、あれぇ~? タウニーがなぁい~? おっかしぃなぁ~? 柔軟剤を切らすとかぁ~、ドッペルさんには有り得ないことだと思うしぃ~…


 不思議に思いながらぁ、PCに向かってカタカタ仕事してるドッペルさんに話しかけてみるぅ~。


『ねぇねぇ~ドッペルさぁん~タウニー無いよぉ?』


「ああ、ないわよ。今は使ってないもの」


 あたしに声をかけられてぇ、ゆっくり背伸びしながらぁ、ドッペルさんが振り向いてるぅ。


 うーん~、タウニー使わなくなったのかあ~…


『ええ~、使ってないのぉ~? ふえぇ~ボトル捨てちゃったぁ~?』


「捨ててはないけど、洗って隅に置いてあるわよ」


 洗濯機の方をプラプラってボールペンで指しながらぁ、ドッペルさんが答えてくれるぅ~。


 そっちに行って隅っこを覗き込むとぉ、青い容器がこじんまりとしてるのが見えたよぉ~。



『あ、ほんとだぁ。でもぉ~、なんで使ってないのぉ~?』


「タウニーの匂い強くてね、私には無理」


『ふぇぇ~? キリッとバシッとブワッとしてるのがヨキヨキなのにぃ~』


「あんた、急に語彙力どうしたのよ…」


『タウニーぃぃ~~~』


 隅っこのほうに追いやられた青い容器に手を伸ばしてもぉ、なんか届かないよぉ~。


 それを見ながらぁ、ドッペルさんが呆れたみたいな声を出してくるぅ~!


「いやあんた、タウニータウニー言ってるけど、もうね、しばらく使ってないわよ?」


『ほぇ?』


 意外な言葉にぃ、あたしは青い容器を取るのを諦めてぇ、ドッペルさんの方を振り向いちゃうよぉ~。


「私がお洗濯するようになって、ほぼほぼ使ってないわよ? 気づいてなかったの?」


『ほええ~? あ〜でも確かにぃ、いつも香りが少しずつ違うなぁって思ってたぁ~! 色んないい匂いするよねぇ~?』


「でしょ? 気分で香りを使いわけてるもの」


『ほぇぇ??』


「そこに、柔軟剤のボトルが何本か並んでるでしょ?」


『あるぅ~』


「洗剤は無香料のを使って、柔軟剤は色々ミックスしたりして、香り付けしてるのよ?」


『えっえっ~!そんな事出来るのぉ??』


「そうよー、2種類までなら混ぜてもさしつかえないわよ?」


『えええ~! 楽しそうそれぇ~☆』


「そうでしょ? そうね、例えばね、休みの時ならリラックスしたいなら、カモミールとかラベンダーをベースにして、甘い香りを少し足したり」


『ほええ~』


「仕事に集中したい時は、柔らかい柑橘系のベルガモットベースに、せっけんの香りを少し足したり」


『お、おおうぅ…?』


「元気をだしたい時はオレンジとか。太陽の香りなんてのもあったりするわね」


 ドッペルさんってぇ、好きなことになると説明したがるぅ~。そしてぇ、すごい生き生きし出すんだよねぇ~。見てて可愛いけどぉ、才能がもったいない気もするぅ…


『ド、ドッペルさぁん~? そーゆーお仕事した方がいいんじゃなぁい~?』


 ん?って顔になってぇ、スンってなってぇ、ヒラヒラって手をふってるぅ~☆


「してるわよ?」


『ほにゃ?』


「そういったモニターの仕事もしてるんだもの。だから色々揃ってるのよ」


『あっ、あっ、そーゆーことぉ?』


「まぁ、元々の趣味でもあるけどね、嗜んでるなら仕事にしたってわけ」


『ほおお…?』


「まぁ、それだけじゃないけど。他にも色々やってるけど」


『ふええ…?』


「ああ、話を戻すけど、タウニーの香り付けもできるわよ、そこに詰め替えあるでしょ? 私は使わないけど、一応買っておいたから」


『え!そーなのぉ!?…えー、どこぉ…? あ! あったぁ~!』


「匂いはキツイけど、量を調節すれば、柔らかくもできるから」


『うわ、うわ、そんな事できるんだぁ・・・』


「まあ、悪臭にならない程度にやってみたら?」


『そうするぅ~☆』


 さっそくタウニーの詰め替えをとって、ボトルを一生懸命救出したぁ☆


 と、ドッペルさんがまたなんか言い出したよぉ~。


「あ、そうだわ。混ぜて使ったら、どんな匂いになったかメモっといてもらえる?」


『んにぃ?』


 また手をヒラヒラってさせてぇ、ドッペルさんはPCに向かったよぉ。


「折角やるなら、モニターの記録とるから」


『あ、そゆこと?えーとぉ、わかったぁ~』


「よろしくー」


 なんかドッペルさんってぇ、仕事人間だよねぇ~。リラックスするような事でもぉ、お仕事にしちゃうんだねぇ~


 趣味を仕事中しちゃうってぇ、大変だけどぉ、なんか考え方がすごすぎるぅ~☆


 さてさてぇ~☆ 遊んでみよっかなぁ~☆


 お洗濯ってメンドーだと思ってたけどぉ、こーゆー楽しみもあるんだねぇ~☆


 乾いた時ぃ、バフォーっ!ってやるのが楽しみないい匂いを作っちゃうんだからぁ☆

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