第5話気付いた事と…

「――んっ? 何でこの手紙はカタカナで不自然に書かれている部分があるんだ?何々……ア…イ…スル…」


 手紙を読んでいると不自然にカタカナで書かれている部分が気になり続けて読んでみると―


「アイスル…ムスコへ……愛する息子へ…って書かれているのか…」


 なんとなく…なんとなくなんだけど…俺に関係してる…と、言うよりも俺に言っている気がしてならない…


「もし…そうなら… ありがとう…」


 そんな風に思い…手紙を大切にしまい、次の書物に手を伸ばし…


「…んっ!?」


 そして…気が付いた…。部屋のドアがいつの間にやら開いていることに…。

 不自然に開いた部屋のドア…


 そして…そこからこちらを誘う様に網タイツを履いた女性のものと思われる綺麗な足が顔を出している…


『チャリチャリチャラチャラ〜〜〜♪』


 唐突に音楽が流れ出し…


「うさうさ♪不思議の国のうさうさバニーティアだうさ〜♡」


 姿を見せたのはバニースーツ姿の3児の母…ティアだ…。そのプローポーションは子供を産んでも崩れる事なく、スラッとした体型を維持している…


 一瞬で魅了されるほどに―


「何でいるの、ティア?」


「それはね、エルが無理するからに決まってるうさっ!リーンも絶対エルは無理するからと言ってたから私が来たってわけ…うさっ!」


「子供達は?」


「たまには二人の時間をってみんなが言ってくれたうさっ♡」


 ピョコピョコとそんな事を言いながら近付いてくるティアうさぎ…


「2日も徹夜したエルにはお仕置きも必要だよね…?だよね?うさうさっ♡」


「…なるほど」


 どうやら休みがてらティアとイチャイチャする事が決まったみたいだ…。


「エル 何か言う事は?」


 上目遣いでそんな事を言われたら…言う事とやる事は1つ…


「よく似合ってるよ、ティア…」


「…うん♡」


「そして…可愛いティアを食べる為に…俺は狼になろうと思う…」


「んっ♡」


 唇を重ね…


「がうっ!」


「あっ♡ 久しぶりだから…優しく…ねっ♡」


 当然の事ながら一回では済まなかった…


 何がとはいわないが…








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