第5話悪寒が…

 美少女のお股に顔を埋めるなんてどんなラッキースケベだよと叫びたくなる…。それになんだろうな…。さっきから脳裏に浮かぶのはイチゴパンツよりもティアの顔なんだ。ティアは笑ってるんだけど笑ってないというか、そんな感じ…。


 ―ぶるぶる…これは悪寒か?それともまさか…この俺がプレッシャーを感じているとでも!?誰にかは分からない…。


 しかし…一言だけ言わせてくれ…。俺は何もやってない!悪いのは俺じゃないんだ!信じてくれ!そんな顔で見られても、ジト目で見られようとも、それでも俺はやってない!


「そ、それでダーリン?」


「それでダーリンじゃないよ!?いつの間にダーリンになったんだよ!?ツッコミどころが多過ぎるわ!」


「あ、アタシとは遊び…だったの?」 


「遊びも何も昼ドラの見過ぎだよっ!?そんなドロドロした関係嫌でしょ!?まず名前も年齢も知らないんだけどもっ!?」


「ひ、昼ドラっていうのは…よく分からないけど、アタシはダーリンのお嫁さんになるハートネス国第3王女ミリア・ハートネス!6歳!宜しくね?」



 ハートネス国ってここから西にある隣国の!?何でこんな所に王女が居るのさっ!?ヤベっ…王女と知らずに失礼な事言っちまったし、王女のパンツ見て股関に顔埋めたって重罪じゃねっ!?


 冷や汗が止まらねぇ…。今更感はあるが敬語を使わないとな…。


「…それで…王女であられるミリア殿下が何故こんな所におられるので?」


「もうアタシのダーリンなんだから、ミリアでいいんだよ?畏まらなくてもいいしさっ!」


「そういう訳にも…」


「ダーリン…アタシのパンツ見たよね?」


「うっ…」


 み、見たくて見た訳じゃないんだからねっ!?勘違いしないでよね!


「ほらっ、アタシの名は?」


 この野郎!!!やりおるな!


「…ミリア」


「そうそう、それで良いんだよ?この地に来たのは元々ダーリンに会うためなんだけど…こんな出逢い方するなんて…これってだよね?」


 イチゴパンツの運命なんて…なんか嫌じゃね?言わないけども…。それになんか…ませてるというかなんというか…。


「ねぇねぇねぇ!これからどうする?どうせなら新婚生活の雰囲気でも味わってみる?ご飯にする?お風呂にする?それとも・ア・タ・シ♡?えへへっ…なんか照れちゃうね?子供は何人位がいいかな?どうせならいっぱい欲しいよね?30人位?アタシ頑張るからね?そうそう、住む場所はどうする?もう今日からいっ、一緒に住んじゃう?やっぱり寝る時は一緒に寝たいよね?アタシは勿論、ダーリンの腕枕でお願いします!それからそれから―」


「長えーよっ!?」


「むっ…ダーリンのいけず…」


「と、取り敢えず…村に行こうか」


「デートだねっ!ダーリンの行く所ならどこへでも付いて行くよ!」


 とんでもない事になってしまったのでは?レイラは成り行きを見守ってる感じだし、そりゃあ…一国の王女相手に下手な発言は出来ないのは分かるんだけどね…。王女かぁ…。ティアなら…なんとかしてくれないかな〜…?多分知り合いではあるよね?王国同士繋がってるだろうし…。どうなんだろうか?




***


 村に着いた俺達を待っていたのは…


「あらあらあらまあまあまあまあ…もう未来の旦那さんと出逢ってたのね!流石私のミリアね!」



 この…目の前の金髪美女はミリアの母親のハートネス女王で、すげぇ〜ボイン美女…。ボインボインやでぇ〜と聞こえてくるかの様だ…。まあ、村に入ってすぐに会えてよかったんだけどまさか女王も来てるとは思うまいよ!取り敢えず、村に最近作ったばかりのカフェで話をすることに。


「…ダーリン、ママのおっぱい見過ぎじゃない?」


 うぉーい!?そういう事は気付いても言わないのが優しさだぞっ!?バフ○リンを見習えっ!!大体テーブルの上にどーん!―と、乗っかってる2つのメロンが悪いと俺は思います!


「…御主人様…少しガン見し過ぎかと…」


 そっと耳打ちする位なら言わないでそ〜っとしてくりくり!


「あらあらおっぱいが好きなのね?」


 女王!?何言ってんの!?


 ただ言わせて貰えれば、男は…おっぱいが好きです!みんなも同じだろ?


「…アタシもママの娘だから…大きくなるもん」


 敢えて沈黙を選ぶ!


「…それで、今日はどうしてこの地に?」


「スルーしないで!ダーリン!」


「ミリアから聞いたのではなくて?」

「アタシ言ったよ!」


「じゃあ…本当に?」


「ええ、なんなら今でも将来でもどちらでもいいわ。ミリアの夫になって欲しいの。あなたにね?」


 まじかよ!?


「我が国に伝わる秘宝もあなたに授けるわよ?」


「宝は別に…」


「…そこは秘宝とは何?みたいに聞いてくれるかしら?」


「…ひ、秘宝とは?」


「ズバリ3種の丼よ!親子丼、姉妹丼、そして最期に、今なら私の母もいるから祖母娘丼そぼろどんも可能よ!」


 下ネタじゃねぇかぁぁぁぁー!!!叫びてぇ〜!超叫びてぇー!3種の神器じゃなくて3種の特殊プレイじゃねぇか!なんだよ、ソボロ丼って…ちょっとだけ上手い事言うなと思っちまったよ!


「そのお話待ってもらいたいのじゃが?」

「…そのお話詳しくお聞きしても?」



 ―この場に居る筈のない2人の声が俺達の耳にハモって聞こえてきた…。




***

あとがき

いつもお読み頂きありがとうございます!

日間、週間共に2位となっております!本当にありがとうございます!1位迄後少し足りません!今回足りない分を補う為、頑張って書き上げたこのお話で勝負します!本当に1位が遠い(泣)

少しでも笑ったぜ!

少しでもツボった!

ナイスソボロ!

―と、思われましたら是非下部より評価をポチッと宜しくお願いします!

どうか!どうか!宜しくお願いします!

 


 





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