第7話 子供からもらった勇気
そんな居酒屋のバイトも限界が来た私はやめ、次のバイトは美容院の補助 雑用の仕事だった。今思えばこの仕事が一番あっていたかもしれない。髪も文句言われないしピアスも自由だし一番居心地が良かったのは間違いない。それを形付けるようにここでは約2年ほどお世話になりやめる時も何もなくやめれたので今でも髪の毛を切りにいく時は使わしてもらっている。ちなみにこのバイト中にコロナというモノが流行りだした。
じゃあ何故居心地の良かったバイトをやめたのか。それは保育の実習がきっかけだった。
保育園に1ヶ月無給料で働く
結構大変なことだった。
まず探すことから大変だった。
世間はコロナ真っ盛り、どこもかしこも受け入れしてくれるなんて出来そうもなかった。そんな中一つの園が私を拾ってくれた。
だがそこでも私の常識の無さが出た。
髪は当然黒くしたがロングが良かった私はくくって挨拶に行った。ちなみに服は私服である。だってスーツとかなかったから。
でそこで挨拶をし数日経ったある日ふとケータイを見ると学校からの電話が。
はて?と思い折り返しかけてみると………
園からクレームが来ている。
とのことだった。
私の見た目、顔、雰囲気それがあまりにも印象が悪かったため受け入れていいモノか、と学校に連絡がいったらしい。
学校にも園にも申し訳ない。すべては私の醸し出す負のオーラと常識の欠如が引き起こしたものだ。
何とか先生も様子を見てくれたりして1ヶ月を過ごすことができた。
この実習中にもらったものドングリや手紙などは全て保管してある。特に手紙は死にそうな時に読んだりしている。
最後の実習の日には私なんかのために泣いてくれる子供もいた。その姿に涙をぐっと堪えた思い出がある。
園の人も私の1ヶ月を見て頑張ってくれた、子供との関わりかたが上手いと評価してくれたこともあっただが常識の欠如や色々なところをつかれた、そこからだろうか私が本当におかしい人間だと思い始めたのは………
まぁ、そんな実習がありより子供が好きになった私は児童クラブで働くことを決めた。
ここでも私はしくじりをおかし今の私を形成するモノと出会うこととなる。
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