第6話 バイトクビ連チャンフィーバー
通信の高校に入った私は将来どうするかを考えていた。その時はまだ30で死ぬとか思ってなかったがこの先どうなるんだろうという不安はあった。
Yahoo!知恵袋で通信高校卒業は職につけないという文言を見てあ、自分は社会不適合者だから無理なんだ、と改めて再確認しまた病んだ。でも病んだところで何も進まないと気づいた私はあることを思い付いた。
手に職をつけよう。
自分が会社でスーツを着て働く姿がイメージ出来なかった私は手に職をつけれる学校と職を探した。そして決めた。保育の学校にいくことに。まぁ、通信だったのだが今考えればコロナシーズンど真ん中だったので運が良かったのかもしれない。
そして私は通信の保育の短大に入ったのだった。勉強面では特に課題はなかった。初心者以下のピアノ以外はスイスイと進み学業は大丈夫だった。
酷かったのはバイト。社会との関わりだった。
髪の毛の色でやめたマクドの後私は旅館で働くことに。その面接の時に言われた君はバイクに乗ると死相が見えるという言葉をよく覚えている。だから死にたいときはバイクに乗れば死ねるんだと逆に思えばいいのだ。
まぁ、その旅館のバイトは1ヶ月で止めた。
理由は簡単。上とのそりが合わなかった。ただそれだけ。
で次のバイトはKUMONのペンつけ丸つけ先生のバイト。
これは1日でやめさせられた。理由は分からない。真相は闇の中。というか自分が社会不適合者だからだと思っている。
で次が居酒屋のバイト。髪の毛もピアスも自由だしサイコーだと私は思っていたが現実はそう甘くはなかった。同僚に呆れられるほど覚えが悪く店長に怒鳴られるくらい何も役に立たなかった私は怖くなり人も何もかもが怖くなり週1日のバイトで他の日は自室で寝ることが毎日となった。それでケータイをいじっては自分は最低の人間だ、そう感じる毎日を送っていた。涙よりも心がずっと痛かった。死にたいよりもこの心をどうにかして欲しかった。
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