第4話 ドン底の高校生活

私は滑り止めの私立の高校へと進学することになった。

そこでようやく知った、そこの学校が根本的に自分に合っていない高校だと。

まずそこの学校は住んでいるところ県内でも有数の頭のいい学校らしく偏差値も67くらいだと思う。そしていい大学に入るための高校だったということだった。1日7時間授業土曜も昼まで勉強。テストの結果は張り出し。根本から頭をよくさせる、競わせる場所だった。

だが根本的に私はその時大学に行くつもりが全くなかった、行くとすれば声優の学校一択だった。アニメ好きな私は声優になりたいという夢を当時もっていた。だから根本的に私には合っていない高校だった。だって別にいい大学に行きたいとかなかったから。

そことの時点でもう壊れてた理由だった。


始めはちょっと頑張ってみた。頑張っても平均程度だったが、それでも頑張ってみた。だが根本的に私は周りから見れば異物だったのだろう。話しかけること、いやこれはホントにそうだったのだが一人足りとも自分と合う人がいなかった。あ、あれ好きなんだ、私も好きだから喋ろう!何てコミュニケーションはその当時は全くなかった。

だから殻に隠りマスクをずっとし当時は全くコロナとかなくずっとマスクをして過ごしていた。

その私が周りには当然異物に見えた。

だから…………いじめられた。



普段のように過ごし購買に向かい自分の机に向かった時、横に下げていた鞄に群がるクラスメイト達。

え?

意味が分からなかった。

自分の鞄が他のクラスメイトに漁られている。

当然担任に報告した。

理由は仲良くなりたかったから。らしいが何故バックの中を覗き漁ることで仲良くなれるのか今でも意味がわからない。そこからだ。ずっと移動教室の時ずっといらないのに鞄を持っていっていたのは。もう恐怖心しかなかった。

更にある。

Twitter、今ではXか。そこに乗せてる自撮りを見られバカにされたこともあった。

もっと酷い、というか今でもこれは心の傷になっているのが

ツイートで自分のことを浮浪者と呼ばれたことだ。当時は意味が分からなかったが調べてすげぇ悪口言われてることに気づいた。

それも教師に頼んだがそいつがネット場で懲りた様子がないのはよく分かったので意味はなかったのだろう。そいつは親が社長の親の七光りみたいな人で何をしても金が解決できると思っていた人だった。今では多分医者になっているはずだが死んでも死にそうになってもその人の病院にお世話にはなりたくない。

まぁ、そんなこともあり根本的に自分に合っていない時間割だったのもあり不登校に近い状態になった。週に2回行けばいい方くらいになっていた。進級できるのか出来ないのかくらいのまずさまでいった。

当然まぁ普通より少しだけ良かった頭も悪く悪くなり0点とかざらにあった。でもそれでもなんとも思わなくなった。その時くらいからある一定の曲を聞くと泣くという病みが出ていた。暗い自室でウォークマンで流す音楽は銀魂というアニメのあっちむいて、後スケットダンスというアニメのキヲク、後ワンピースのエターナルポーズ。この3曲は聞いたら涙が出てくるようになり嗚咽が出るくらい涙を流したことがあった。

そんなボロボロで修学旅行の話が出てきた。

私は行かない、と選択した。行き先はグアムだったはずだ。だが私は行かない。行きたくなかった。行ったらもう帰れないし自分が楽しめる姿が見えなかった。だから行かず学校に登校し勉強をする。ということをしていた。


そんなボロボロになった私は2年の最後に高校を

やめた。

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