第2話 学校という名の地獄の始まり

保育園の時私は一人遊びが盛んだった。

オモチャに名前をつけて軍団をつくったり昔あったじゃないですか。某アンパンさんの敵のバイキンさんの乗ってるもぐらの頭にドリルをつけて遊んでいた。そんな感じで一人遊びが盛んで皆が手遊びしてる時も一人集中して何か一人で遊んでいた。だから今でもミサンガとかけん玉とかコマとか出来ない。コマに至っては巻くことすら出来ない。


そんな私も保育園を卒業し小学生になる。

身長110センチのチビっ子で入学したのは自然豊かで全校生徒が30人程度しかいない学校。クラスメイトはわずか3人。自分入れても3人。後に転校で4人になるがそれでも激すくな。である。


そんな環境で育った私は一年の頃は荒れていた。何でもかんでも頭からぶつかっていって人にも頭突きで攻撃していた。今考えたら意味分からない。パキケファロサウルスにでもなりたい欲求があったのかな?


でもそんな暴走も一年で終わる。何故かすぐに静かによく言えばクールに悪く言えば無口になった。理由は不明だがホントに大人しくなって自分がその数人の中でもカースト最下位になった。

勉強は出来た。だが情緒が安定していなかった。修学旅行とか泊まりのイベントは全部泣きながら行った記憶しかない。今思うとこの時に薬をもらっていれば楽だったのに、とも思える。

だけど小学6年間はまぁまだマシな人生だったと思う。

だが6年も終わりに近づき卒業が近づく中、ここで私の人生を大きく変える一言がくる。



○○って太ってるよね?メタボってやつ?デブだよ。



これが泥沼の中学の始まりの合図だった。

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